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2007年6月15日 (金)

映画「憑神」試写会

妻夫木聡と西田敏行が出演する死神などの話というくらいにしか知らなかったけど、イイノホールの映画「憑神」試写会に当たってひょこひょこ行ってきました。 

浅田次郎原作と聞いただけで、ある程度の作品の性格がわかります。監督が降旗康男というのはちょっと期待しました。 

試写会だから今の段階ではどこまで書いて良いものやら悩むところだけど、まぁ結構楽しめましたよ。 

幕末の貧乏御家人のそれも次男坊、一度は婿養子に行ったものの、跡継ぎが生まれると体よく離縁された別所彦四郎というのが妻夫木聡の役でした。出世稲荷の三囲(三圍=みめぐり)稲荷と間違えて、酔った勢いで手を合わせたのが「三巡稲荷」だったので、災厄に憑かれてしまう男の物語です。

西田敏行(貧乏神)のところでは駄洒落が多くて、最初は笑ったりしたのですが、すぐにちょっと駄洒落に飽きたりしました。しかし、脇役がなかなか良かったです。佐藤隆太は延々と単純な呪文を叫び続けるのですが、聞く者を白けさせないのがすごいです。香川照之の軽妙でリズミカルで、且つ安定した演技は流石です。夏木マリもとてもよかったです。あの辺がしっかり押えたから作品が締まったのだと思います。

結末は予想とは違った方向に行って、よく出来ていたと言えるでしょう。私の予想とは違った道を主人公は選びました。他の観客もそれぞれに彼が選ぶ道を思い描きながら見たと思いますが、当たったのでしょうか。

妻夫木聡の時代劇作品については、「さぶ」を見たときの印象はほとんど残っていません。「どろろ」は時代劇といってもほとんどSFでした。とても面白い作品だったけど、彼の演技としては「違和感がない」といった感想でした。今回の「憑神」は妻子持ちで、最初は「えー、あの男の子の父親?!」と戸惑いましたが、最後の方で、息子とその親友の男の子を両手にしっかり抱き留めて父親らしさというか、男らしさがありました。今も好い俳優だと思うけど、齢を重ねてどんな役者になっていくのだろう、という怖いような楽しみを感じます。

友達から、舞台「憑神」は9月の新橋演舞場に中村橋之助主演で催されるそうです。

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「憑神」(つきがみ)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070625-00000003-cine-movi:妻夫木聡(つまぶきさとし、聡史):江口洋介(えぐちようすけ、洋輔、洋祐):香川照之(かがわてるゆき):西田敏之(にしだとしゆき):佐々木蔵之介(ささきくらのすけ):森迫...... [続きを読む]

受信: 2007年7月 6日 (金) 17時14分

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