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2007年8月

2007年8月28日 (火)

「蝉しぐれ」 映画版

TV朝日で日曜洋画劇場の40周年記念作品として27日放映された映画版「蝉しぐれ」を見ました。もしかしたら以前にも見たかもしれないんですが忘れたようです。

私はNHKの「清左衛門残日録」が気に入って藤沢周平の作品を読むようになりました。「蝉しぐれ」を最初に読んだ時はそれほど感銘を受けなかったので、ネット仲間でのダントツ人気が「蝉しぐれ」だったのを、不思議に思っていました。

その後、NHKで内野聖陽・水野真紀主演でドラマ化されました。石橋保演じる小和田逸平が私のお気に入りでした。それを機会にもう一度この本を読み直して、この作品の良さにあらためて感じ入ったのです。

映画版は、内野聖陽より美形で私の好みの市川染五郎が文四郎なので大いに期待していました。それなのにどうやら以前見たことを忘れていたというのだから、我ながら呆れましたが、見終わってから少し納得した気がします。印象が薄いんですね。

養父の遺骸を荷車に乗せて坂道を登る文四郎をおふくが健気に手を貸すところは、TVではおとなの役者がやっていた見せ場だったのですが、映画では子役というか幼い若者が演じていました。監督はきっと役者でなくて作品で見せようとしたのでしょうが、文四郎とおふくの心の絆の強さを見せるには別の役者というのが散漫な印象にしてしまったのではないでしょうか。

そして、45分で7回というたっぷりの時間をかけたTVドラマと比較しては可哀想ですが、映画では割愛してしまった場面が多くて盛り上がりに欠けたことと、やはり若い市川染五郎よりは内野聖陽の演技力の方が上だったということでしょう。

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2007年8月19日 (日)

「腕におぼえあり3」@時代劇チャンネル

まだ実家に居て、時代劇チャンネルの「鬼平犯科帳」「斬九郎」などを楽しんでいますが、今日「腕におぼえあり3」というのを見ました。NHKドラマだったもののようで、ちゃんと藤沢周平原作とうたってあります。

主人公は青江又八郎、忍びの佐知というのもでてくるし、基本は藤沢周平の「用心棒」シリーズのようですが、びっくりしたのは『青江又八郎の妻が殺されて、その仇討ちに浪人になって江戸へ戻る』というシチュエーションです。

脚本家がそれなりに脚色するのは当然とは言え、この設定は主人公青江又八郎の生き方そのものを変えてしまうもので、「そりゃないだろう」という感じです。

その上、入り組んだ藩の確執はそのままで台詞で説明しても分りづらいでしょう。そちらに手を入れてすっきりTVドラマとして楽しめる筋立てにすればよかったのにと、素人ファンは思うのです。

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2007年8月10日 (金)

蜷川幸雄@銭形平次

昨日から九州の実家に来ています。

実家は時代劇チャンネルを契約しているのですが、昨日は大川橋蔵の銭形平次に若き頃の蜷川幸雄が出ていました。女をたぶらかす悪い男です。結構うまい演技だなと思いました。良い役者だったんですね。

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2007年8月 8日 (水)

C.S.I.5 最終回

他のミステリードラマでもそうだけど、力作が2週間に亘るのは観ている者にとって辛いものがある。今回のC.S.I.5は東京12チャンネルだから2日連続だったけど、とにかく結論は翌日まで待たされた。

C.S.I.の職員がひそかに拉致される。事務所に届いた封筒から出てきたチップで繋がったPC画面には拉致された職員が埋められた棺ともいえるボックスの内部が映し出された。

身代金を持って出掛けた所長の目の前で犯人は自爆する。残された親指のDNAから肉親と思われる殺人の刑で刑務所にいる女性が割り出される。彼女は自分が無実なのに不当な虐待を受けているとして父親の犯罪の解明に協力しない。

C.S.I.は彼女の背景や父親の知識、画像から得られた情報からついに拉致された職員を発見救出するのだが、それまでの拉致された職員の苦しみ - その棺には遺言を残すためのテープレコーダーと自殺用の拳銃が入れてあった - 割れ始めたグラスファイバーの棺には無数の蟻が入り込んで彼の体中を噛んだ - そして、最後には、彼を救出すれば重さの減少に反応する爆薬まで設置されていることが判明して、間一髪重機で同重量の土を入れると同時に職員を引き上げて救出に成功した。

日本では総ての刑期犯のDNAってデータベース化されているのかしら。あんな風に、親族を推定できるなんてことは日本では現実的なのかしら、などと思いながら、観ていた。

シリーズ最終回にふさわしい緊迫感いっぱいの作品で、十分楽しめたのだけれど、一抹縁遠いような侘しさを感じた。

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2007年8月 5日 (日)

「錦繍」@天王洲銀河劇場

原作者宮本輝の作品は全くと言って良いほど読んだことがありません。TVドラマ化されたものを眼にしたことがあるくらいでしょうか。

鹿賀丈史と余貴美子が出演する舞台ですが、ほとんどラジオドラマみたいでした。登場人物たちの台詞だけで思い出や現在の状況が語られ、手紙のやり取りを読むことでこれからの二人が見えてくるという設定でした。

関西の社長令嬢と結婚した男が別の女から無理心中をしかけられ、生き残りますが、離婚させられました。それから10年も経ってふと巡り合った二人に往復書簡がかわされはじめ、過去の二人、無理心中の真相、現在の二人の様子が二人だけでなく、10人くらいの出演者の口々で語られました。

舞台なのにラジオドラマみたいな斬新な演出だし、二人の主役は私の好みの役者だったけど、関西的な人情や愛憎のやりとりは私には苦手だったといえるかしら(^^;)

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2007年8月 4日 (土)

「ヘアスプレー」

太った女の子のハッピーエンドミュージカルとしか認識していなかった舞台です。字幕が両サイドに出るので英語についていけなくても安心でした。

おぉ、ほんとうに太ったヒロインです。この舞台の為に増量したのかしら、太った女性の中でオーディションしたのかしら、なんて余計なことを考えながら見ていたら、気付きました。

これは能天気な若者ドラマではありませんでした。太った女性に対する差別から始まって、アフリカ系やユダヤ系にたいする差別までをさっさと乗り越えてゆく女の子のドラマでした。1960年代、まだまだ女性差別・人種差別などが残っていた時代を舞台にまっとうなことを主張する明るい舞台は楽しいものでした。

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「レミゼラブル」

一週間、福岡の友達と夏休みで遊びまくりました。

これは山口祐一郎ファンである友達と一緒にすでに何度か観たことがあるミュージカルですが、今回久しぶりに観て、随分と洗練されてきたなと感じました。

20周年だそうです。20年間キャスト(やスタッフ)を替えながら続いてきたんですね。山本耕史も少年役と恋人役をやったそうです。

想いが通じない恋人のために恋の橋渡しをして命を落とす女性エポリーヌを演じた新妻聖子が歌も印象的だし、痛ましい美しさが出ていました。

ジャンバルジャンを追いつつも、逆に命を救われたりして、ついには自ら命を断つジャベール警部役はいつ見ても同情を禁じえないから、得な役といえますね。

山口祐一郎で2度、橋本さとしで1度観ました。

子役が撃たれながらも、玉を入れたバッグを学生達が守るバリケードへ投げるのですが、3度の内2度は学生が受け取れませんでした。あれはもっと確率を上げるべく練習すべきですね。結局無意味に死んだか、健気に役に立って死んだかは観客へのアピールに差が出るはずですもの。

みんな本当によく練習しています。私はあんなに上手く歌えないけど、やっぱりそれでも言いたいのは、本当に歌が上手い人ばかりじゃないのではないかと思えるということです。どこか歌ってはいるけど、演技にはなっているか疑問に思ったりするのは、ミュージカルが輸入ものだからでしょうか。それでも、時々は歌を聴きながらじ~んと感じることがあるのです。

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