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2007年9月 1日 (土)

「6週間のダンスレッスン」@博品館劇場

銀座の博品館劇場で公演されている「6週間のダンスレッスン」という舞台を観てきました。

草笛光子主演、今村ねずみ共演の二人舞台。草笛光子は最近NHK朝ドラで素晴らしい着物老婦人を演じていて、その毅然とした美しさが目を惹きました。今村ねずみというのは聞いたことあるような見たことあるような、だけどどんな人なのか分からない役者でしたが、絵を見れば年の離れた二人の洒落たドラマだろうと察しがつき、見に行くことにしました。

老婦人リリーの部屋にダンスインストラクターのマイケルが6週間のレッスンに訪れるところから舞台は始まりました。

最初のころに老婦人が細かいことにあれこれとこだわり、ついにインストラクターが癇癪を起こすところは、見ている私としてはあれあれ?と展開に違和感を覚えました。どうやら二人とも綺麗に演じているけど、これは演技よりはむしろ台詞で語られることを信じて性格付けして見るほうが多分いいんだなとやっと理解しました。

リリーは本当に年をとっての一人暮らしを寂しがっている気難しい老女なのです。亡くなった夫は厳格な牧師で、娘を堕胎の失敗で若くして亡くしていました。マイケルは過去に傷をもつ40代(!とてもそうは見えなかったのは私の所為かしら?)の心優しいイタリア系ゲイでした。恋人を亡くし、母を介護して見送った優しい男です。

スウィング、タンゴ、ワルツ、フォックストロット、チャチャチャ、コンテンポラリー・ダンスの6レッスンを通じて二人は喧嘩をしながら理解を深めていきました。

そして補講レッスンである転回があり、二人はお互いを真に大切に思うようになり、お互い癒し合える存在になっていきます。見ている私達もほんわか救われた気分になるという小品でした。欲を言えば、この最後のダンスのフェイドアウトが他の時よりもあと30秒ゆっくりしていたら、見る人への余韻が残っただろうと思いました。

総体として期待通りの作品でした。

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