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2007年11月

2007年11月24日 (土)

「相棒」 第6シリーズ

私はテレビ朝日の刑事物シリーズ「相棒」が好きで、ずっと見ています。誰のアイデアだろうと思って、最近はノベライズ本を買ったりしていました。来年は映画化されるというのを大いに期待しています。

今回の第6シリーズも始まるのが待ち遠しくて、楽しみにしていました。もう6番目のシリーズになってしまったのかと、驚くほどです。

しかし、今回のシリーズに少々楽しめないものを感じています。意外性は今まで通りに散りばめられているのに、どこかシャープじゃないと感じます。

3作を見たところで思いました。理由は、ストーリーに意外性ばかりが重要視されて、相棒の二人の矜持に係わるエピソードがないのです。国家権力と自分の正義感や人情とのせめぎ合いが見られないのです。

今回私が期待しすぎなのでしょうか。それとも、今回は脚本家が代わって「相棒」の心棒が忘れられたのでしょうか。もう少し見ていこうと思っていますが、今回のシリーズで保存版にしたいストーリーはまだありません(^^;)

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2007年11月17日 (土)

「文豪・夏目漱石展」

両国の江戸東京博物館の「文豪・夏目漱石展」へ昨日行ってきました。私は高校生の頃夏目漱石の作品を読んではまったことがあったので、これは行こうと思っていたのだけれど、のんびりしているうちに終わりそうになったので慌てて出掛けました。

1時間半もかけたのに、最後のほうは駆け足を余儀なくされるほど、じっくり見ていると時間がなくなってしまいました。仕方ないから東北大が出したカタログを兼ねる書籍を買って来ましたが、写真が小さくて、漱石が書き込んだ自筆が判読難しそうです。

明治時代は数学など学科授業を英語で受けたんですね。すごいです。英作文もなかなか凝った表現でした。文字が小さいのと展示ガラスの奥に置かれているのでじっくり読むことはできませんでした。オペラグラスでも持っていけばよかったかしら。

英語の教師としても厳しかったようで、「この生徒はクラスに向いてない」(The boy is unfit for the class.)とか書いてあったりしました。

そして、聞いてはいたけど、正岡子規などとの友情も素敵で、漢文を書き、手紙のやり取りをし、俳句を一緒に楽しんで、その交流の質の高さも印象的でした。

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2007年11月10日 (土)

「ボーン・アイデンティティ」&「ボーン・スプレマシー」

先週ほんとうに偶然に「ボーン・アイデンティティ」を見ました。見たいと思ったわけでも、面白そうと思ったわけでもなく、単にその時間TVを見る気になって、他のチャンネルに見たいものがなかっただけ。で、びっくりしました。そのスピード感。

背中を撃たれた男が海に浮かんでいました。たまたまある船長が救助して弾丸を取り除く時、臀部に埋め込まれた銀行の貸金庫口座番号データチップを発見します。

男の身体能力は超人的でしたが、彼は記憶を失っていました。断片的に思い浮かぶシーンと貸金庫で見つけた様々なパスポートや大金、拳銃、そしてCIA工作員に命を狙われることから、自分が暗殺者だったことに思い至ります。一つのパスポートからジェイソン・ボーンと名乗り、知り合った女性と一緒に自らのアイデンティティを探しながら戦って生き延びていきます。

主役のマットディモンは特にハンサムではないけれど、好感はもてます。なんといってもそのアクションの切れ味がいいですね。カーアクションもストーリー展開も息をつかせぬ畳み込む感じで見ていてワクワクしました。

昨日見た「ボーン・スプレマシー」は、前作で知り合った女性とインドで暮らしていたボーンに暗殺者が迫り、彼女は射殺されてしまいます。この時は、早々に彼女を殺させて別の彼女が現れるとしたら嫌だなと思ったのですが、そういう風にはならなかったのでホッとしました。

何故命を狙われたかを調べるとCIAによってベルリンのテロの犯人として追われていることが分ります。CIA内部の元上司による陰謀でした。それを解明してゆく過程で、以前ロシア人夫妻を暗殺して心中に見せかけていたことを思い出し、その娘に真実を語ります。

今回もカーチェイスの凄さは眼を見張ります。エンストなんて在り得ない、事故死なんて起こりえないような気になってしまいます。とにかくスピード感がいいです。楽しめました。

この2作をTV放映したのは完結編「ボーン・アルティメイタム」のPRの為です。さて、映画館に見に行くか・・・迷うなぁ(^^;)

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2007年11月 6日 (火)

「どろろ」@DVD

今年の初めだったか、試写会で「どろろ」を見ました。映画は繰り返し見たいけど、試写会は勿論のこと、普通に映画館で見ても入替制だから1回しか見ることが出来ません。ちょっとでも気に入ったものはもう一度見たいもの。DVDが安くなった時に借りたりしています。

原作は手塚治虫、主演の百鬼丸を妻夫木聡、どろろを柴咲コウ。原作漫画を知らないけど、この映画を愉しみました。でも、月日を経て見直してみると、へぇこんな場面があったのかと思ったり、台詞が耳新しく心にしみたりしました。

本編日記の感想を読み返してみると興味深いです。憎しみを捨てることの大切さ、家族の愛など手塚治虫のメッセージは色褪せないものです。(以下ネタバレです)

中井貴一はいいですね。中味の充実した悪役をやれる貴重な俳優になりました。妻夫木聡は、あの穏やかな顔でしっかり動いて殺陣をやるところが意外な驚きです。柴咲コウもいいですね。女優でありながら、男の盗人として生き抜こうとする女を違和感なく演じています。

「名前」というのが印象的に遣われています。百鬼丸というのはあだ名です。「どろろ」というのも化け物という意味の百鬼丸につけられたあだ名を女盗人が盗んだものです。百鬼丸は生まれた時「多宝丸」と名づけられました。しかし、父親醍醐景光(中井貴一)が天下取りのために48の魔物に赤子の身体の部分を引き渡したので生ける屍のような状態で川に流されました。母はその子を想い、次いで生まれた男の子に同じ名前「多宝丸」をさずけます。こうして百鬼丸は実名すら失ったのです。こういう象徴的なエピソードは心をうちました。

戦乱続く世で手足を失った子ども達を救いたいと術を磨く男に救われ、仮の手足などを補われた百鬼丸は48の魔物と闘って倒し、自らの身体を取り戻す旅に出ています。途中で男と称している女盗人どろろ(柴咲コウ)と会いますが、彼女は両親を醍醐軍に殺されて、醍醐一族への復讐を狙っていました。

百鬼丸を幼い頃から知る老琵琶師(中村嘉葎雄)や醍醐景光が開けるまで48の魔物を閉じ込めていた寺の僧侶の魂の声に導かれ、百鬼丸とどろろは醍醐の城へとやってきます。

母親は二人の息子の間で惑います。父親は妻に対しては非情の剣を振るいますが、命を落とした第二子の命を救ってやろうという魔物の申し出のためには自らの肉体を差し出すのです。そして後難を排すために父親は自らの身体を乗っ取った魔物を討つように長子百鬼丸に命じるのです。どろろは百鬼丸の父親を殺すことは出来ないと、復讐心を捨てます。それを知った百鬼丸は、自分を売り渡し、殺そうとまでした父の最期に、父の人としての存在に接することができました。

甦った弟多宝丸は兄を慕いますが、百鬼丸は残り24の魔物を求めて旅立ちます。どろろと一緒でした。

よく出来てる娯楽作品だと想います。

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2007年11月 5日 (月)

「武士の一分」@DVD

人気の高い「武士の一分」をDVDレンタルで見ました。山田洋次監督の前2作「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」を見ていたし、藤沢周平の作品は好きで読んでいるので見たかったのですが、派手な作品じゃないので、映画館に行く気にもなれず、DVDを借りようとTsutayaに行くとすべて貸し出し中ということが多くて、今日になりました。

まず感じたのは、暗くて鬱陶しいなぁということでした。惨めな感じはないのですが、明るさがないまま淡々と苦悶の日々に移って行きます。とても丁寧に作られているので良い作品だろうけど、楽しめないなぁと思っていましたが、最後の妻の回帰はほのぼのと良かったです(^-^)

木村拓哉って、めちゃめちゃ有名ですよね。長年人気が高いし、私も嫌いじゃないはずだけど、思い返せば彼のドラマをほとんど見たことがありません。時代劇だけは見ているのですが、キムタクって時代劇に出ると、とても影が薄いみたいに感じます。強烈な印象を残さないんですよね。

毒見役の夫(木村拓哉)が食中りで視力を失ってしまいます。若夫婦の将来を案じた親戚長老に言われて、妻(壇れい)は援助を申し出てくれた上司(坂東三津五郎)に相談に行き、力ずくで相手をさせられます。妻の行動に不審をもった夫は長年勤めている下僕(笹野高史)に妻の後をつけさせ、それを知った妻は事実を夫に話します。妻を離縁した夫は、自分の家と禄高が守られたのは上司の進言ではなく、藩主の温情であったことを確認すると、「武士の一分」をたてるべく、剣の師の助けを得て視力を失った上での闘い方を身に着けていきます。そして果たし状。上司の左腕を斬った夫は自宅へ戻ります。上司はなにも語らずに切腹しました。下僕が連れてきた新しい飯炊き女の食事を口にした夫は、それが妻の作ったものと分りました。

失明する前の夫を充分明るい人と描くべきだったのに、それがないから全体的に侘しいんだなと思ったのですが、2度目見直して、結構明るいエピソードが入れられていることに気づきました。あまりにさりげないので気づきませんでした(^^;)

妻の後をつけさせなければ知らないままに夫婦穏やかに暮らせたのだろうか、否、それではいけない!という夫の心が「武士の一分」だなと私は勝手に解釈しました。

それにしても、DVDって他の作品の予告編が大量ですね。20分以上も録画されていました。トホホです(^^;)

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