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2007年12月 9日 (日)

「北京バイオリン」@DVD

先日借りてきたDVD「北京バイオリン」を見ました。

チェン・カイコー(陳凱歌)監督作品で、上々の評判なので見たいなと思っていたところ、NHKがTV版を流し始めたので見ていたのですが、どうも続き物が苦手で気分が乗りません。つい放送を見逃してしまったりするし・・・。で、借りてきたわけです。

全体評としては「感動的だったけど、あれで良かったのかしら」と言った所でしょうか。

ちょっと柴又の寅さんを思わせる男リュウ・チェンは13歳の息子チュンのバイオリンコンクール参加のために南から北京へやってくる。しかしコンクールは寄付する親をもつ子ども達が上位を占める状態だった。

チェンは息子に音楽学院のぐうたらだが腕の良い教師ジャンをつけ、チュンは知り合った若い今風の女リーリーと親しくなって、彼女の恋愛に振り回される。

有り金を掏られたチェンは、アルバイト中にコンクールに定評のあるユイ教授を知ると、息子を預かって教育してもらう。シャオチェンの実力に気付いたユイ教授は、コンクールへの執着心を出させようと、シャオチェンがバイオリンと共に捨てられていたのをチェンに拾われたことを話してしまう。

国際コンクールへの選抜会の日、田舎へ帰ってしまおうとする父親を追って北京駅へやってきたシャオチュンは、父親とリーリーとチアン教師の前で心を込めて涙ながらにバイオリンを演奏する。

TVと対照させながら見ているといろいろ思えてきました。チアン教師の過去の話に出てくる女性は、もしかしたらチュンの母親ではないのかしら。映画ではそれは出てきません。母親の自殺もTVのものです。

母の形見とは知っていても、チェンを真の父親だと思っているチュンは、心通い始めたチアン教師からユン教師へ移ることに反発して、バイオリンを売ってしまい、リーリーが欲しがっていた毛皮のコートを買ってしまいます。

小皇帝のように我がままに振舞っていたチュンが、捨て子だったことを知った後、チェンに「僕を捨てないで」という言葉は13歳の少年のものでした。演じたタン・ユン少年は気品があってバイオリン演奏(の演技?)がとても上手でした。

国際コンクールは逃したけど、心通わせられる人々を得たエンディングだったといえるでしょうか。

寅さんのような性格の人物は、日本人であれ中国人であれ、どうにも苦手です。あの俳優さんは上手いのか下手なのかわかりません。

映画ではリーリーを騙した男を演じた俳優はちょっと仕事を違えた役でTVにも現れています。今までのところは完全な詐欺師ではなく、上手くリーリーやチュンと付き合っているようですが、今後どうなるのでしょう。

ユイ教師は見たことある俳優だなと思っていたら、チェン・カイコー監督自身だったようです。

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