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2008年1月16日 (水)

「野田版研辰の討たれ」シネマ歌舞伎

東銀座の東劇まで行って来ました。

この歌舞伎の舞台を撮影した作品は前回の「京鹿子二人道成寺」を見ていたので、見ようかどうしようか迷っていました。そこへ中村勘三郎の挨拶があるというので、エイヤっと出掛けてきました。

まぁ、みんなが汗だくの熱演でした。主役の勘三郎は脱水症状になるのではないかと案じられるくらい汗を流して、口から泡を吹く勢いでした。素晴らしいのは他の有力役者たちまで総てが熱演だったことでしょう。一瞬も気を抜くことなく、ひたすらその役に入り込んでいたことです。視線が泳ぐ人が一人もいないんだものねぇ。

ストーリーは赤穂浪士の討ち入りが話題になる時代、研ぎ師だった辰次(勘三郎)が憧れて侍になったが、命をかけた仇討ちを理解出来ない。生意気を言って侍(三津五郎)に打擲され、腹立ちまぎれにカラクリで驚かしたら、相手が脳卒中で死んでしまい、その息子達(染五郎と勘太郎)に仇と狙われることになってしまう。周囲(福助、扇雀、七之助、獅童など)は無責任に仇討ちを誉めそやし、死にたくないと嘆く砥辰を、高僧(橋之助)の言葉に従って一度は許そうとした息子達も思いなおして研辰を討つ。

息もつかせぬスピードと、技量の高い歌舞伎役者の全力投球でとても質の高い舞台が出来上がったものだと感心しました。でも、私にとって大好きな出し物とは言えません。私はどんなに笑えても「寅さん」は好きじゃないんです(^^;)

命を賭けることの意味を提言していたようだけど、その主張はあまり確定的ではなかったので、お芝居の中に消えて行ったように感じました。

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