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2008年5月27日 (火)

「蝉しぐれ」by福士誠治@明治座

何故この舞台を見に行こうと思ったのか。

チラホラと知っていた福士誠治が、NHK土曜時代劇で「オトコマエ!」という30分ドラマをやっていて、ちょっと好いなと思ったのと、私は藤沢周平の作品が好きで、「蝉しぐれ」をTVでも映画でも観ていたから、舞台でも観たいと思ったからかな。

平日だけど結構お客は入っていた。福士誠治は持って生まれた姿の清清しさがある。私は宝塚の舞台は見たことないんだけど、キリッとした男役はこんなかなと思わせるものがあった。新人だから仕方がないのかもしれないけど、着物姿が借り衣みたいな時もあり、言葉のイントネーションが現代的になるのは彼だけでなく、主役級の数名の台詞で聞かれたよ。

牧文四郎の爽やかさは表現できたとしても、熱い想いや諦観、20年を経た恋心の膨らみなど、これからの課題かなと思わせるものも多かった。繰り返し上演して磨き上げていくチャンスが彼に与えられるかどうかは不明だよね。

脚本は悪くなかったと思う。特に暗転を利用して時の経過を示したり、舞台の道具方が働いている間に幕の前での小芝居や台詞でドラマの展開の説明をするのは上手いと思った。昔の「鬼平」だったか、ポカ~ンと長い暗転を待たされたことがあったっけ。

若い人達の舞台って、どこまで要求していいのかわからない(^^;)自分の連想力というか空想力で補っての観賞であっても、文句言えない気分になったりするこの私。トホホだな。

そうそう、書いておかなくちゃ。野川由美子の台詞回しが優雅で、時々しっとりと『そうだよね、これが藤沢周平だよ』と思い出させる雰囲気を醸し出していた。

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