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2008年8月28日 (木)

新派公演「紙屋治兵衛」@三越劇場

初めての三越劇場観劇、日本橋三越本店の6階で、三越カードで割引まできいちゃうのだからびっくり。

新派の公演を見るのも初めてで、水谷八重子とか波野久里子は知っているけど、今回は彼女達は出演していなくて、若手女優達と関西歌舞伎の片岡愛之助で『心中天網島』から「紙屋治兵衛」だった。

愛之助は治兵衛の「アボな」お人好しつっころばしを素直に演じていた。貞淑な妻を愛しつつも奔放な遊女に惹かれてしまう無節操な天然男だ。惚れた女の母親が娘の為にするわずかな金額の借金証文に請け印を押してしまうのだが、なんと金額が入っていない。あとで書き入れるという口約束を信じてしまう商人としては致命的な愚かさに、客席にいながら溜息が出ちゃった。「ほんまのアホやん」(^^;)

本来紙屋の店が傾いていて、妻の頑張りでやっと続けている状態なのに、予想外の大きな借金の返済は出来ないと、さすがにお人好しの治兵衛も遊女の母親に食って掛かるが、最初から騙すつもりだった小悪党の母親に軽くあしらわれてしまう。怒った治兵衛が責めたら母親はあっけなく頓死。絶対説明の治兵衛と、母親の悪事を知らなかった遊女は絶望して共に死出の旅へ赴く。

昔、文楽で見た時は、紙屋治兵衛って印象的だったようだ。生身の役者が演じるほどには「アホな」とは思わなかったみたい。今の時代を反映しているのかも。

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