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2008年12月14日 (日)

NHK時代劇スペシャル「母恋ひの記」

今夜は忘年会で外出し、ビデオは別のチャンネルに予約をかけていたので、一度はこの山本周五郎原作のドラマを見るのを諦めていた。でも、2次会に行くのを辞めて電車の中でワンセグで見始めた。イアフォンを持ってないので字幕を読む。それがよかったと思う。

平安時代、50歳も年の離れた夫婦はうまく行っていたけれど、下級官吏である夫は自らの衰えゆえ妻に申し訳なく思っていた。美しい妻に目をつけた時の太政大臣藤原時平は、ある夜官吏の家に行き、謀って夫から妻を引き出物として渡させる。まぁなんてこと!

突然母親と引き離された幼い息子はひたすら母を恋求めるが会うことは難しく、そのうち母に時平の息子が生まれる。その弟は、母が自分を通して離れて暮らす兄を見ていると感じて、兄が母に会うのを妨げようとする。

彼はどうしたか。母の美しかった容姿が病と老いのためにボロボロになったと言われて会うことが出来ず、長い荒行に出る。終わった日、蝶に誘われて庵に至ると尼となった母と出会う。10日前に亡くなった母の魂だった。

感想としては録画の必要はなかったな、というところだね。こういうストーリーはよく納得出来ない。老いた官吏の態度も何万言を費やされても理解出来ないし、息子が恋焦がれた母の容姿が崩れたということに拘って会いに行かなかったことも愚かしく見えた。結局生きて会うことが出来なかったのは自業自得?母に似てない息子ということで劇団ひとりが演じていたのだが、それも感情移入を妨げたね。

藤原時平は言われているほど悪い人間じゃないということを最近聞いた。ちょっと関心が生まれた。吉良上野之介みたいかな。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

これも原作からの改変がすごいドラマですね。
原作では種違いの弟も少将の妻もほんのちょい役でほとんど描写もないんですけどね。
第一、ラストが大違い。
少将は40過ぎてからめでたく母親と再会してるし。

NHKはあんまり原作にこだわらないんですかねぇ。「七瀬ふたたび」でも原作に登場しない父親とか女友達(瑠璃)とか出してましたし……。
それで面白くなれば結構なんだけど、う~んという出来画がいような気がします。
このドラマ見て原作までつまらないと思われると作者も浮かばれないだろうなぁ。

ああ、そうそう原作は山本周五郎じゃなくて谷崎潤一郎です。
老人の若い娘への執着、好色な中年男、いい年こいて一途に母を思う息子、いかにもタニザキっぽい舞台立てでしょう(笑)

投稿: unos-k | 2008年12月15日 (月) 17時46分

>unos-kさん

コメント有難うございました。
まず何といっても、原作者を間違えたことを指摘して下さって感謝です。
谷崎潤一郎なんですね。ま、私は谷崎潤一郎も山本周五郎もともに苦手です(^^;)

私は「七瀬ふたたび」もこの「少将滋幹の母」も読んでいません。NHKはそんなに原作を改変しているんですね。NHKのドラマで気に入ったものもあるのですが、この2作品は私の好みにはあいませんでした。原作を読んでみるべきなのかしら。

投稿: KAY | 2008年12月15日 (月) 21時44分

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