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2009年1月24日 (土)

「博士が愛した数式」DVD

この作品は地上波でも流れたことがあったように記憶している。多分何か別の番組と重なったかして見ることができなかった。それをDVDレンタルして見た。

博士と呼ばれる男性(寺尾聡)は事故の後遺症で80分しか記憶が続かない。しかし事故前の記憶はしっかり残っており、数学者として命題を解いたりは出来る。

一緒に事故に遭った兄嫁の未亡人(浅丘ルリ子)は義弟と距離を保ちながらも家政婦を雇ったりと面倒をみていた。

新しい家政婦(深津絵里)は小学生の息子を一人で育てている。博士に記憶がないため何度も同じことを繰り返すことに耐えられなくて何人もの家政婦が去っていったが、彼女は素直に対応してゆく。記憶が短い以外は穏やかで率直な博士は、子どもを連れての勤務を勧め、そのうち子どもの野球試合を見に行ったりするように近しくなる。

義弟に対して複雑な想いを抱える義姉の誤解で一度は解雇される家政婦だが、彼女の素直な心根を理解されて、再び博士のところで働くようになり、博士の薫陶を受けた息子は数式を愛する数学教師となる。

この作品に興味を持ったのは、その前にイギリスの青年のドキュメンタリーを見たからだった。彼も有名大学の博士だった。事故で脳に損傷を受け、記憶を蓄積出来なくなった。彼は、身体で覚えた記憶は蓄積できることに気付き、家具職人となる。そして日々の記憶は、ひたすらメモの蓄積で補おうとする。何時何処で誰と会ってどんな会話をしたかを細かくメモする。それでも友人たちとの齟齬は生じる。それにめげずに日々を暮らす人として努めている姿に感動した。

その彼に比べると、この映画の博士は庇護が必要な人物、介助がなければ暮らしていけない人物として描かれているのがちょっと違うのではないかと感じた。それとも日本人だとそのように弱い立場の人になってしまうということだろうか。

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受信: 2009年1月25日 (日) 12時54分

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