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2009年4月14日 (火)

「歌舞伎座さよなら公演 四月大歌舞伎」

二年に亘るさよなら公演を銘打った歌舞伎座。大げさ過ぎると、あまり期待していなかったのだが、今月は懐かしい坂東玉三郎と片岡仁左衛門の「郭文章 吉田屋」があるというので、やっぱり観に行っちゃった。

結論は、行ってよかった、幸せな気分になれたってことかな。午前の部の先代萩も良さそうだと思ったけど、午後の部は玉三郎の夕霧花魁と相思相愛の仁左衛門の若旦那伊左衛門の恋物語。心中ものはよくあるけれど、これは周囲の情ある人々に救われて、純情な二人の若者は見事添い遂げることが出来ることになった。嬉しいねぇ。

夕霧をひたすら想う人の好い若旦那を仁左衛門が可愛く懐かしく演じる。こういうキャラっていいよねぇ。こんなのを観れるなんて、やっぱり歌舞伎座松竹は「さよなら公演」として頑張っているんだと納得したよ。

毛谷村の六助という快男児を演じた中村吉右衛門は、明るく豪快に演じていて好感。

最後の曽根崎心中の藤十郎親子も素晴らしかった。翫雀がちょっと手代には見れなくて、まるで侍みたいだったけど、そのくらい実直な男ということだろう。私の好きな橋之助が悪い奴を好演していて、軽い気持ちで人を騙して金を巻き上げたのだが、それが若い二人を死に追いやってしまう。

驚くほど若い藤十郎のお初。その若さが心中へと突っ走る二人の悲劇を見せて、良い舞台になっていた。

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