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2009年5月

2009年5月23日 (土)

国宝「阿修羅展」@東京国立博物館

前売り券を持っていたので、終盤の混雑を避けて行って来た。といっても通常2時間待ちと言われていたし、新型インフルエンザが首都圏にも侵入したので、ちょっと躊躇したけど、券を無駄にするほど外出自粛の時期じゃないよね。週末の時間延長を利用して、夕方から出掛けたので、実質30分くらいしか待たなかったし、陽射しに照らされることもなく、気楽に待つことができた。

興福寺創建1300年記念の国宝展、すごい歴史だね。TVでいろいろやっているので、実物見るまではないかなと思わせたけど、実際に見ると、黄金色がうっすら残っていて、清らかな気品があった。八部衆像とか十大弟子像は端正で可愛らしかった。

出土した鏡や大盤などの展示もあったが、中でも水晶数珠の玉がとても高貴な輝きを示していて美しかった。それらを見ると『宝物』という言葉を実感することが出来た。

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2009年5月22日 (金)

文楽「ひらかな盛衰記」@国立小劇場

文楽は初めてという友達と国立劇場小劇場へ行ってきた。義太夫の住太夫が出演する午前の部を見たかったけど、早々と全席売り切れ、仕方ないから午後の部にしたけど、少々居眠りをした。

「ひらかな盛衰記」はドラマに起伏がすくなくて、友達が退屈するのではないかと心配した。イアフォンガイドを強く勧めたので、それなりに楽しめたと言ってくれたけど、「文楽ってこんなものだと思わないでね」なんて頼んじゃった(^^;)

どうやら、あまり上演されていなかった場を今回選んで上演したらしく、今月は玄人向けだったのだろう。

この日の物語を見る限りでは、梶原源太は、恩のある人に戦の手柄を譲るほど義の人かと思うと、人を騙して兵糧を募ったり、遊女になった妻が人を誑かして金子を得ようとする話を聞いて、「がんばれよ」みたいなことを言う、『なんだいアイツ』と思わせるような男だったけど、人形は惚れ惚れするような美形で、見とれてしまった(^^;)

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2009年5月17日 (日)

五月大歌舞伎「鬼平犯科帳」&「お染の七役」@新橋演舞場

歌舞伎鬼平犯科帳はこれで2度目かな。今回は「狐火」、

長谷川平蔵を吉右衛門、おまさは芝雀。粂八が歌昇で彦十が段四郎。そして、狐火の二代目又太郎を錦之助が、その弟で畜生働きをする文吉を染五郎がやっていた。

おまさ役は女形では難しいのかな。あの梶芽衣子のようなクールで毅然とした感じよりは女らしさがなまなましかった。錦之助と染五郎の兄弟喧嘩は好ましかった。錦之助がずいぶんとしっかりしてきて、単純な歌舞伎ファンの私が言うのはおこがましいかもしれないけど、役者として大いに成長したと感じさせられた。 

原作ともTVシリーズとも異なったエンディングだった。いいエンディングだった。盗人の三か条を破って皆殺しを行った弟文吉の、おまさへの報われない恋と兄弟愛。鬼平自身を堪能というわけには行かなかったけど、鬼平というドラマは堪能できたね。

於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)は、多分初めて見たと思う。福助が、お染、久松、お光、後家、奥女中、芸者、そして土手のお六という鉄火女の七役を演じる。早替わりは感心しちゃうし、後姿だけの代役との変化の仕方も楽しかった。でも、変化を楽しんでいるとやはりストーリーに感情移入は出来なくて、鑑賞といってもやはり違ってくるね。こういうものがあっても楽しいと言えるだろう。

私の永遠のお染は歌右衛門だ。まだ学生の頃見て、老年の男性が演じる娘の初々しさに感動した。その時のお光が芝翫で、決して美人じゃないけど健気な乙女心を感じさせたっけ。

 

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2009年5月11日 (月)

「のうのう講座 - 世阿弥の作った恋慕の能」@矢来能楽堂

今月ものうのう講座に行ってみた。法政大学能楽研究所の山中教授の講義。今回もとても興味深かった。

「花筐(はながたみ)」を中心に、他の演目を数々比較しながら、解説してくれた。ずっと能を見慣れている人や、実際に自分で謡をやっている人などを対象に話しているようで、私のような全くの素人はどれもこれも耳新しくて楽しかった。

天皇役は子方が演じるとは初めて知った。「物狂い」も狂うというより舞うに近いとか。

この物語は継体天皇が都に召された時、花筐と手紙とともに大津に残された女性が、天皇を恋うて都へ追って行く話しだそうだ。能には子供でも恋人でも求め歩くというストーリーはあるよね。

もっともっと能について知りたいと思った。もっともっと世阿弥について知りたいと思った。

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2009年5月 2日 (土)

映画「島田洋七の『佐賀のがばいばあちゃん』」

以前TVで2本見たことがある。泉ピン子と吉行和子ががばいばあちゃんを演じていた。ご本人は吉行和子の方が美人なので気に入っていたと聞く。今回は、なんと香山美子、美人女優で、まさかおばあさん役とは驚きだった。孫である島田洋七は、彼女が一番ご本人に似ていると言っているそうだ。

原作者が監督した映画だからかエピソードが具体的、情緒的で最初から泣かされた。しかし、映像の流れが素人っぽくて、どこか平板的。子供が(大人もだけど)素朴というだけでなく、余りにも良い子、良い人。現実性より夢物語を作りたかったのだろうか。このストーリーをどう考えるべきだろう。とにかくしっかり涙が流れました。

出演者もけっこう豪華。ゲスト出演も東国原宮崎県知事や島田紳介など。がばいばあちゃんのいろいろトリッキーな言動に笑わされるけど、島田紳介歴史教師の100万年前に生きていたのかと訊かれた答え「生きてたさ」という居直りぶりには笑った。

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