映画「真夏のオリオン」 - l'Orione nel colmo dell'estate
映画「真夏のオリオン」を見てきた。 (ネタバレあり)
実話ではないが、実在の潜水艦艦長のエピソードと小説のエピソードを原作として作られた映画だという。大昔に見た日本潜水艦やドイツ潜水艦が浮上できなかったという戦争映画は暗くて、見るのが辛いものだったが。この作品は乗員が生還したと知って見に行くことにした。(^^;)
戦争の悲劇映画を見たくないと言っていた母も、ハッピーエンドだと聞いて行く気になったようで、面白かったと言ってくれた。襟章で階級を知るなど、私には思いもつかないことだが、TV見ながら居眠りしちゃう母が、一度も舟を漕がずに見終わったといばっていた。(^-^)V
おおらかで食べることを楽しむ倉本艦長(玉木宏)は、生きるために最善の努力をし、無駄にしなせない為に穏やかに語り、避けられない死は厭わない。モデルになった艦長は神社の人だったということも意味があるのだろうか。
一方、アメリカ軍の駆逐艦艦長も戦う艦長心理に長けていて、日本軍潜水艦の回天の為に弟が戦死したので、日本軍潜水艦を沈めることに全力を注ぐ。
お互いの次の手を海上と海中に対峙しながら考え抜く。酸素がぎりぎりになった時、倉本艦長は奇策を思いつく。 最後の魚雷で攻撃したものの、駆逐艦の被害は部分的で、最早海上の戦闘しか残っておらず、潜水艦には勝ち目が全くないその時、まるでクリスマスプレゼントみたいなエンディングが用意されていた。
倉本艦長の親友艦長(堂珍嘉邦)の妹が、倉本艦長を慕ってお守りとして贈った楽譜とイタリア語の詩。それがアメリカ軍の艦長の手に渡るエピソードがあり、その楽譜が倉本艦長の孫娘に渡されたことで、当時少年兵だった老人が昔の様子を語る。鈴木瑞穂のあたたかい声と抑えた語り口が、この作品を格調あるものにしたと感じた。
L'Orione, guida il mio amato, per non sbagliare, la strada per il ritorno.
ちょっとてにをはを読み間違えているかもしれないけど、こんなふうな文章でした。
オリオンよ、私の愛する人を導いておくれ、帰り道を間違えないように
ってなとこかな。
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