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2009年8月

2009年8月30日 (日)

THE ALFEE 「桜の実の熟する時」@京都地検の女

EMIから小さなパッケージが届いた。開けてみるとCDが一枚、THE ALFEEの文字、そしてシールに「京都地検の女」の表示。そうだ、TV朝日のドラマで「京都地検の女」の主題歌CDプレゼントに応募してたんだっけ。

籤運が強い方ではないので、当たると期待してなかったから驚いた。さっそく聴いてみた。「桜の実の熟する時」と「風の詩」。これからこの「京都地検の女」シリーズを見ながら馴染んでいくだろう。

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2009年8月28日 (金)

「ドリアングレイの肖像」@世田谷パブリックシアター

若い頃気に入ったオスカーワイルド原作の「ドリアングレイの肖像」が、山本耕史を主役にして舞台になるというので見に行った。時代劇「新撰組!」と「陽炎の辻」の山本耕史しか知らないので、ちょっぴり違和感を持ちつつ、ちょっぴり期待もあった。
とにかく、読んだのが大昔だったので細かいところを忘れていて、あらためて斜め読みし直して出掛けた。
私にとっては、この作品は「永遠の美」の問題だったのだが、読み直してみて、オスカーワイルドは「美と若さ」に拘っていたんだと感じた。私にはそれほど「若さ」に執着する気持ちがない。
さて数分遅れて始まった舞台、銀色に輝く長い髪を束ねた姿で現れた山本耕史ドリアンは、案外素直に受け止めることが出来た。意外と胸が厚く、衣装でなんとか出来なかったかなとチラッと思ったけど、違和感は生じなかった。
むしろヘンリー卿に、もっと人格的肉付けが欲しかった。ドリアンに知をもて遊ぶ言葉で刺激を与え、彼の人生を決定付けた人物だもの。
撮影用のカメラが入った日だったし、気合の入った舞台だったと感じたが、なんといっても作品に思い入れのある観客は、どうしてもダメだししてしまうものなのだろうね。
見ていた演技にあまりイギリス的なものを感じなくて、男同士の友情以上のものを示したかったのかもしてないが、まるでフランス人みたいだった。
組んだ鉄骨の回廊と階段が回転して、劇場やドリアンの家、画家の家などに変化する演出はいいアイデアだったと思う。それで絵を隠しているのが屋根裏部屋でなく地下室となったとしても大きな問題ではないだろう。
でも、画家を殺すのと昔の許婚者の弟を殺すことは全く別のことだ。許婚者の弟を自らの手で殺すと、ドリアンの人物が変化すると思う。これは納得がいかなかったし、はめた指輪で老人の死体がドリアンであることが判明するはずなのに、指輪をまえもってヘンリー卿に返却しており、亡くなったドリアンの指にヘンリー卿が指輪をはめるエンディングも理解できなかった。
脚本家の意図が書かれているかと思って、買う気のなかったパンフレットを買ってきて読んだけど、その辺のことはなにも書かれてなかった。
妖しいまでに美しいドリアンの肖像画をどう表現しているかもポイントだったが、濁った色合いの油絵的な眼の映像が、最初からあっというまにCGで歪んで溶けてしまった。まず人の心をつかむほどの美しさがないし、衰えてゆく時間的経過も表現されてなかった。ガッカリだった。多分、私と脚本家は重要とする点が異なるのだろう。
世田谷パブリックシアターには初めて行った。SePTと書くんだね。野村萬斎が芸術監督だそうだ。

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2009年8月21日 (金)

「陽炎の辻3」@NHK土曜時代劇 完

ついに終わっちゃった。足掛け3年、毎年シリーズが続いた。佐伯泰英原作の「陽炎の辻」のTV化作品。放送を見てから原作を読んだ。TVドラマも面白かったけど、原作も面白かった。

先に「新撰組!」の土方歳三で人気になった山本耕史が主役の坂崎磐音を演じた。それまでも目にとまっていたが、やさしそうな青年で、時代劇の主役をはれるとは思いもしなかったから、三谷幸喜のキャスティング能力に感嘆したものだった。

今回の坂崎磐音を演じて、山本耕史は、土方歳三だけでなく時代劇の主役をはれる役者であることを証明した。かっこよかったよ。

第一シリーズは磐音が豊後の小藩の内紛に翻弄されて、親友を斬り、その妹奈緒と別れて脱藩して江戸で浪人暮らしをしながら深川の人々に支えられて、藩改革を成し遂げるまでが描かれた。

第二シリーズは、身を売って花魁になった元許婚奈緒を追って旅をした磐音が江戸に戻ってきたところから始まった。磐音は深川で鰻割きを生業に、両国の両替商行事今津屋の後見として活躍しながら、吉原の花魁白鶴となった奈緒を危難から救い、奥州の地へ嫁ぐまでを見送った。

そして今回の第三シリーズで、磐音は将軍家を陰で守る佐々木道場の師と共に、将軍の嫡男を襲い来る陰謀から守った。そして今津屋の奥向きを取り仕切ってきたおこんと磐音の仲はついに、豊後の実家で仮祝言をあげるまでになった。磐音は佐々木道場に養子として入ることになった。

原作はこの後、坂崎磐音が佐々木磐音となり、おこんが若妻となったストーリーが続いていくが、TV化はどうやらこの第三シリーズで終了らしい。

楽しいシリーズだった。私のような時代劇ファンに言わせれば、言葉の間違い(監督はよくこんなでOK出したよなと突っ込んでしまうほど)や立ち居振る舞いの至らなさなど驚くほど多々あったけれど、多分スタッフが若いんだろうね。我々が若かった頃の時代劇を、もっと年長の人達は、「今時の時代劇は」と不満を持っていたのだろうか。

これだけ時代劇がTVから減ってしまった現代にあって、NHKのこのシリーズは美男美女の娯楽時代劇があることだけでも有難いな。ビジュアルな面から言えば、この第三シリーズでの磐音は、日向の眠り猫というには眉に皺がよっていることが多くてちょっと気になったかな。ニコニコ磐音をもっとたくさん見たかった。(^^;)

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2009年8月20日 (木)

「アンネの日記」@NHK

私はアンネの日記を読んだことがあっただろうか。本を持っていた記憶はないので、雑誌で読んだ程度だろう。

これまでも幾度もTVや映画など映像化されたから、それらのいくつかを見たことがある。そして今年、夏の戦争を思い出す季節にNHKが放映した新しいアンネの日記を見た。

筋は記憶していた通りだった。ユダヤ人の少女アンネはナチスの迫害を逃れて、父親が経営する工場の屋根裏に、父母姉や、ピーターという若者の家族とともに身を隠す。しかし、ドイツ軍の敗戦間近に、ついに発見され、強制収容所に連行されて、そこで死亡した。

しかし、これほど鮮明に少女の成長が描かれていたとは目を見開いてしまった。母親との齟齬は初めて知った感じだ。そうか、そんな少女もいるんだ。少女ってそんなものなのだろうか。

単に戦争の弾圧で亡くなった少女の残された日記というだけで有名になったのではないことがよく判った。人としての成長の試行錯誤が率直に綴られているんだね。

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2009年8月18日 (火)

鬼平犯科帳再放送

九州の実家で契約している時代劇チャンネルでは、現在日曜日にのみ「鬼平犯科帳」をたった一本だけ放映している。もの足りないなと思っていたら、TVQという局で、もちろん中村吉衛門版を一等最初のバージョンから放送が始まった。嬉しくて毎日見ていたが、昨夜東京へ戻ってきた。TVQに当たる東京の局は12チャンネルだが、とても残念なことに、こちらでは鬼平の放送はない。寂しいよー!

一等最初だから、小房の粂八、相模の彦十、おまさがそれぞれ密偵になる過程が描かれる懐かしいストーリー続きだ。東京で見れないのはとても悔しい。

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2009年8月16日 (日)

映画「HACHI」吹替え版

忠犬ハチ公の映画をハリウッドがリメイクした作品の吹替版を見た。母と一緒だったから吹替でもよかったんだけど、不思議なのは原語の上映回が全然ないみたいだったこと。夏休みの子供用なのかな。

まぁ、秋田犬の可愛いこと。気高いこと。視線が相手を追うのを見ていると、犬が意思をもって対象を愛しているみたいだ。

昔仲代達矢が演じた大学教授をリチャード・ギアが演じている。声はずいぶんと低いクールな喋り方だなと思ったら、北大路欣也だった。

教授の出勤の時、駅まで見送り、夕方駅まで迎えに出るHACHI。教授とHACHIは仲間になった。その時、教授の娘に子供が出来て、教授の関心がHACHIから逸れたのを感じ取ったHACHIの視線が恨めしそうに見えるのは感動的だね。

翌日、まとわりつくHACHIを残して出掛けた教授は突然倒れて帰らぬ人となる。彼の不在を認識できないHACHIは毎日彼を駅で待つ。娘夫婦に連れられて別の町に住むことになっても抜け出て、駅に出迎えようと戻ってくる。

野良犬となっても毎夕駅に現れて指定席となった花壇にすくっと胸を張って教授を待つHACHI。十年以上が経ち、雪の中で老いたHACHIは静かに目を閉じる。

よく知ったストーリーで、特にドラマチックでもないのに、涙はたっぷり流れた。

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2009年8月10日 (月)

「辻村寿三郎展」@目黒雅叙園百段階段

目黒雅叙園って、以前から一度行ってみたいと思っていましたが、今まで機会がありませんでした。今回、普段は一般公開していない『百段階段』で辻村寿三郎の人形展(「平家物語」と「雨月物語」)とあっては、行かずにはいられないでしょう。

JR目黒駅西口から坂を下ること5分ちょっと。もし道を間違えていたら、戻りの上りは辛いだろうなと思わせる坂でしたが、うまく到着。「千と千尋」の風呂屋のモデルになった言われている目黒雅叙園、近代的な面の顔がちょっと意外でした。勿論、あの映画のモデルは東北の方とか台湾の施設とかも名があがっているそうで、ここだけがモデルということもなさそうです。

山肌に沿って建てられた木造家屋、靴を脱いで階段を登りました。脇に作られた部屋は、豪勢な柱、天井絵が豪華で素晴らしく、寿三郎の人形の妖しさにぴったりでした。画像を撮れなかったのが残念です。

階段をのぼっても、のぼっても部屋からの眺めはせいぜい2階くらいの高さで、庭の緑がしっとりしていました。

帰りは雅叙園の無料バスで目黒駅まで。権之助坂をえっちらおっちら上らずに済んで助かりました。

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2009年8月 9日 (日)

円朝怪談話「牡丹灯篭」@シネマ歌舞伎

久しぶりにシネマ歌舞伎に行った。玉三郎と仁左衛門の「牡丹灯篭」というので、若者と彼を慕う女を二人が演じたのだとばかり思っていたら、若い二人は愛之助と七之助だった。では、ふたりはというと、隣に住む中年夫婦で、亡霊の娘とその女中に頼まれて、若者の家に貼られた御札を剥がして金を貰ってしまう役だった。

そうか、そうか。シネマ歌舞伎ってそれほど旧い舞台ではないんだね。

私の記憶の牡丹灯篭は、若い二人が亡霊になりながらも、手に手を取ってあの世に歩き去るところで終わったが、今回は、中年夫婦が貰った金で商売を始め、成功するが夫は浮気に走り、過去を知る古女房に対する暗鬼からこれを殺してしまうという、因果応報のストーリーだった。

夏だものね、あちこちで円朝の会談話の落語や講談が舞台に掛かっている。舞台と違ってアップ多用で迫力満点のシネマ歌舞伎、楽しかったよ。

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2009年8月 7日 (金)

「ダンスオブヴァンパイア」@帝劇

数年ぶりで見たミュージカル「Tanz der Vampire」、主演は山口祐一郎、博士は前回の市村正親に代わって石川禅。山口祐一郎は前回より歌にというか、歌詞に深みが出ていたように感じた。舞台って進化するんだなという印象。演出は大きく変わっていないのに、演技が練れてきているということだろうか。

石川禅は上手いのだが、どうしても市村正親的と見えてしまう。聞こえてしまうということかな。ヴァンパイアの息子役吉野圭吾はちょっとセクシーで目を引くね。

ストーリーはやっぱりよく判らない。若者の恋愛は成就したようにも見えない。ヒロインはヴァンパイア伯爵に憧れていたが、愛してくれる若者をヴァンパイア仲間に引き込むけど、愛し合っているようには見えないんだよね。

伯爵は人の欲望の世界を嗤い、永遠の命の孤独を歌うけど、欲望に生きる世界を真に望んでいるのか、最後の場面は彼の望みだったことなのか不明。ミュージカルといえども、ストーリーを重視する私にはちょいと消化不良感あり。

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