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2009年8月21日 (金)

「陽炎の辻3」@NHK土曜時代劇 完

ついに終わっちゃった。足掛け3年、毎年シリーズが続いた。佐伯泰英原作の「陽炎の辻」のTV化作品。放送を見てから原作を読んだ。TVドラマも面白かったけど、原作も面白かった。

先に「新撰組!」の土方歳三で人気になった山本耕史が主役の坂崎磐音を演じた。それまでも目にとまっていたが、やさしそうな青年で、時代劇の主役をはれるとは思いもしなかったから、三谷幸喜のキャスティング能力に感嘆したものだった。

今回の坂崎磐音を演じて、山本耕史は、土方歳三だけでなく時代劇の主役をはれる役者であることを証明した。かっこよかったよ。

第一シリーズは磐音が豊後の小藩の内紛に翻弄されて、親友を斬り、その妹奈緒と別れて脱藩して江戸で浪人暮らしをしながら深川の人々に支えられて、藩改革を成し遂げるまでが描かれた。

第二シリーズは、身を売って花魁になった元許婚奈緒を追って旅をした磐音が江戸に戻ってきたところから始まった。磐音は深川で鰻割きを生業に、両国の両替商行事今津屋の後見として活躍しながら、吉原の花魁白鶴となった奈緒を危難から救い、奥州の地へ嫁ぐまでを見送った。

そして今回の第三シリーズで、磐音は将軍家を陰で守る佐々木道場の師と共に、将軍の嫡男を襲い来る陰謀から守った。そして今津屋の奥向きを取り仕切ってきたおこんと磐音の仲はついに、豊後の実家で仮祝言をあげるまでになった。磐音は佐々木道場に養子として入ることになった。

原作はこの後、坂崎磐音が佐々木磐音となり、おこんが若妻となったストーリーが続いていくが、TV化はどうやらこの第三シリーズで終了らしい。

楽しいシリーズだった。私のような時代劇ファンに言わせれば、言葉の間違い(監督はよくこんなでOK出したよなと突っ込んでしまうほど)や立ち居振る舞いの至らなさなど驚くほど多々あったけれど、多分スタッフが若いんだろうね。我々が若かった頃の時代劇を、もっと年長の人達は、「今時の時代劇は」と不満を持っていたのだろうか。

これだけ時代劇がTVから減ってしまった現代にあって、NHKのこのシリーズは美男美女の娯楽時代劇があることだけでも有難いな。ビジュアルな面から言えば、この第三シリーズでの磐音は、日向の眠り猫というには眉に皺がよっていることが多くてちょっと気になったかな。ニコニコ磐音をもっとたくさん見たかった。(^^;)

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