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2009年10月

2009年10月30日 (金)

「人はなせ恨むのか 明治の思想を新しく読む」 by 苅部直東京大学教授

「オーサー・ビジット in 明治大学 『読書によせて』」という講演に行ってきた。
最初に『オーサー・ビジット』というのは、朝日新聞が長年やってきた、著者が小・中・高校を訪ねて語るという活動のことだと説明があった。”Author Visit”なんだね。私はどこかのメーカー名を冠した講演会かと勝手に思っていた。(^^;)
但し、英文図書を原語で読もうというわけではないようだ。
『人はなぜ恨むのか』というタイトルに惹かれて応募したのだが、読まれたのは福澤諭吉の「学問のすすめ」の中の『怨望の人間に害あるを論ず』という部分だった。
あれ、ちょっと違うと思った。私がタイトルから期待していたのは「恨み→憎しみ」だった。でも、ここに書かれていたのは「恨み→羨み」だった。失敗、失敗(^^;)
それでも、「学問のすすめ」の一部を読む機会を得たことは有意義だった。福澤諭吉は「自由がなく、情報の交流がない閉鎖社会では、羨望が発生する」と書いているようだ。「それは人間にも経済にも悪影響を及ぼす。人の交流は心に寛容を生み出し、怨望も消える」とあった。
そうだ、福澤諭吉の「学問のすすめ」って読んだことがなかったんだ。

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2009年10月29日 (木)

「相棒Season8 ~ミス・グリーンの秘密」@TV朝日

本日、#03となっていたから、今シーズン3作目ということだろうけど、今日のドラマは見応えがあったね。

脚本は悪くなかったけど、私の好みのタイプではない。お喋りおばさんの警察への情報提供で謎解きが始まるのはつまらない。でも、そのおばさんから被害者、加害者へとつないでいく論理というより飛躍的想定とでもいうものだけど、流れは許容範囲だ。

決してストーリーが良かっただけではない。客演の草笛光子が素晴らしかったね。他の女優がやれば、単なる老婦人になってしまったかもしれないものを、彼女は、「美しく」「有能で」「(妹をなくして)寂しくて」「(妹を死なせた奴等に)怒っていて」それでも、花を愛で、若者を慈しむ心を持った人間として演じた。

録画投稿の為にハプニングを自作してしまう若者たち、ネットを見て爆弾だって作れちゃう老人って、今の時代にありそうなことで、面白かった。

最後の神戸尊くんのヒロイックなプレイはお似合いでかっこよかったよ。

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2009年10月22日 (木)

ROMES「空港防御システム」@NHK

本日2回目。かったるい!

セキュリティもガードマンもまるで訓練を受けたことがない素人ばかりみたいで、動きが鈍いったらありゃしない。ROMESも結局は計算機でしかないみたい。どんな素晴らしい機械も、それを用いる人間がテキパキと使いこなせなければどうしようもない。アイデアを思いつくまで時間がかかる。とろくて見ているとイラつく。

なんと言っても、セキュリティやガードの人間の動きが鈍くて、当然の対処を瞬間的に行なえない。それじゃ何が起きても不思議じゃない。あっというまに制御出来る事案をドヂで大事件にしているようなものだ。国仲涼子のアクションが瞬間芸みたいだけど、それなりにかっこよく撮れてる。見るべきアクションはそれだけだね。

夜の8時台のドラマって、もしかしたら、質を問わない子供向けってことかしら。

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2009年10月21日 (水)

NHK人形劇「新・三銃士」

NHKが人形劇をやるというのはぼんやり聞いていた。CMで三谷幸喜が「大河を越えた?」と言ったのが印象的で、先週の5回分再放送を幸いに見ることにした。

まず、タイトルがいいね。音楽はまるでスペイン風で、『あれ?三銃士ってフランスの話じゃなかったかな』と思わせるけど、パリに嫁いで来たアンヌ王妃がスペインの王室出身ということだし、まあ楽しいリズムだからいいか。

人形もいいよ。ダルタニャンの青い瞳が印象的だ。すごく手が大きくて、腕が長かったり、くびれが極端だったりするのに、どれも美しい形成なんだよね。人形劇はやっぱり、その姿を観客が素敵だと思えるか否かがまず問われると思うから、この段階で成功だね。

私は三谷幸喜の映画はどれもあとひとつ着いて行けない。映画館で見たことがなくて、どれもTV画面で見ただけだけど、保存版にしようと思える作品にめぐり合っていない。でも、彼のTV作品はいいよね。NHK大河の「新撰組!」は楽しめたし、「古畑任三郎」シリーズも、つい見てしまったりする。

彼はCASTINGがうまい!今回の声も仲々良い。とくに主演のダルタニャンの池松荘亮と、ナレーションの田中裕二の声がいい。ダルタニャンは若者らしい若さと一途さが声から感じられるし、この穏やかであたたかい語りは誰だろうと思ったら、私のお気に入り、田中裕二の声だった。

大人の鑑賞に堪える人形劇だと思う。

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2009年10月19日 (月)

「相棒」Season8@TV朝日

私は特に水谷豊や寺脇康文を好きなわけではないけれど、杉下右京や亀山薫は大いに気に入っている。手に汗握るドラマは、ほとんどを脚本に負っていると思うが、それでも、水谷豊の杉下右京と寺脇康文の亀山薫というキャラクターはこたえられない。

まだまだこのコンビの醍醐味を味わっていたかったのに、亀山薫君がはずされちゃった。彼なしで「相棒」がうまく行きっこないよー。

しかし、薫ちゃんは死んでないからSPででも戻ってくるかもしれないから、期待しておこう。

で、今回からのSeason8、以前にも顔を出したことのある神戸尊警部補がレギュラーになった。及川光博を嫌いじゃないけど、水谷豊とのコンビから醸し出される雰囲気に魅力を感じない。神戸警部補が上層部のスパイであることもいやらしい。

まず開始早々、成田から神戸の車で都心へ向かっている途中で、杉下が車を止めている警視庁の警官に不審を抱くところは快調だった。しかし、老テロリストが、若い頃の知り合いであった警視庁官房室長に直接電話してきて、娘の命を引き換えに爆弾を作らされていると知らせた。ここから私の中でストーリーは崩れて行った。

まぁ、この連絡で老テロリストが逮捕されなかったこと、若きテロリスト達が、自らが与えた携帯の発信先を把握しようとしなかったことが、このストーリーの緊張感をなくした。

最後に若きテロリストの動機が、テロリストだった父親に対する娘の反発と判明してからは、何をかいわんやだね。このシリーズに期待出来るのかわからない。多分一応は見続けるだろうけどね。

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2009年10月 6日 (火)

「品川能と狂言の会」@きゅりあん

たまたま大井町の駅前を見上げたら、「品川能と狂言の会」の幟が垂れていたのを見つけて、即座に券を購入した。

最近とみに能に関心が高まっている。こんな近場で鑑賞できるなんて有難いと喜んで、ネットで内容を予習して出掛けた。

能「自然居士(じねんこじ)」/観世流   観世銕之丞

寺で自然居士が説法をおこなっている時、少女が我が身を売って得た小袖を寄進して亡き両親の供養を願い出たが、人買いが少女を連れ去ってしまう。自然居士は少女を返してくれと交渉し、請われるままに曲舞を見せて、ついには少女を取り返す。

狂言「清水」/和泉流            野村萬

茶の湯のために遠方の清水を汲みに行くように言われた太郎冠者は、たびたび行かされることになってはかなわぬと、手桶を捨てて、途中鬼に遭ったと帰ってくる。主人は信じず、確かめようと自ら出掛ける。太郎冠者は先回りをして鬼に扮して主人を脅そうとするが・・・ついには明らかになってしまう。

能「猩々乱」/観世流            浅井文義

中国の孝行息子高風が夢のお告げのとおりに酒を売って富裕になった。高風は日頃酒を飲みに来る客猩々と知って、猩々が住む水辺に酒壷を持って待った。猩々は高風と酒を酌み交わし、舞い遊び、高風に汲めども尽きぬ酒壷を与えて消え去る。

どれも楽しめた。能の面はどちらも品があってよかったし、ストーリー性もあったので、理解しやすかった。あと、能の舞いが良いなぁとしみじみ感じた。普通の日本舞踊と違って極限まで所作が切り詰められていて、幽玄の域に入っている。多分これが惹かれる理由だろうなと判った。

それにしても、これだけ気に入った舞台なのに、ふっと夢の世界に入ってしまう。これって何なんだろうねぇ。

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2009年10月 3日 (土)

試写会「ワイルド スピード MAX」

今日試写会で映画「ワイルド スピード MAX」FAST&FURIOUS MAX を見てきた。

車が超スピードで疾走する映画だとしか知らなかったが、最初から飛ばす飛ばす、劇画の実写版みたいで、おおおと思っている間にスカッと決まった。これはシリーズ第4作目だそうで、前の作品は見ていないけどこの作品だけ見ても不便はない。

車だけでなく、人間も走る走る、タフさがいいね。一番いいのは、武士道とでもいいたくなるようなダンディズム。男がそんな風にかっこいいから、作品がすっきりしている。女たちはシャープな美人ぞろいでメカにも強い。

銀行強盗だとか、タンクごとガソリンを強奪したり、麻薬600万ドルなど、犯罪満載のストーリーなんだけど、セックス描写なんかサッとかする程度だし、恋も本物ばかりだから、結構清清しいロマンティックさがある。

最後に音楽もいい。ブルーマンショーの音楽にラップを加味した感じのロックがとてもノリノリで楽しかった。

試写会が18時半からなのに、ロビーで軽食をとれない不便な会場だったのが唯一の疵だね。(^^;)

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