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2009年11月

2009年11月30日 (月)

「皇室の名宝」展@上野国立博物館

今回の展覧会は、何がお目当てということもないけど、皇室に保存されてきた名宝をちょっと眺めてみようかなというくらいの心持で出掛けてきた。

前期は先月若冲などの絵画を中心にした展示だったらしいが、後期は書が主体なのでちょっと地味め。入場を待たされるかと思ったら、すんなり入場できた。中は混雑していて、歩いてくれという係員の言葉があちこちで聞かれた。あんなの放っておいてくれてもいいのにな。

さすがに皇室の御物だけあって、凡作はないね。香の道具などの緻密さ、豪華さは抜群だ。何人かの天皇の直筆の書があるのもむべなるかな。

妙跡と言われる筆跡もあったけど、一番印象的というか、私のお気に入りになったのは藤原行成の手かな。美しい筆跡だった。和漢朗詠集の一部を写した絵葉書を買ってきた。

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2009年11月23日 (月)

「御宿かわせみ」@NHK

NHK地上波で月曜日に高嶋礼子版「御宿かわせみ」が流れている。中村橋之助版ともいえるかな。私は大いに気に入って、保存版にしようと思っている。

現在、九州の実家に来ているのだが、こちらでは、CS銀河で真野響子版「御宿かわせみ」を毎日見ることができる。小野寺昭が神林東吾だ。畝(「うねび」と呼ばれている)源三郎は山口崇で、なんと!岡っ引きの手伝いみたいな若者役で村上弘明がでているのにびっくりした。調べてみると、この17年後にTV朝日で、沢口靖子のるいを相手に東吾を村上弘明がやっているのだから、時の流れってすごいね。

いつごろだったろうか、ずいぶん昔に『御宿かわせみ』は真野響子版が最高と聞いたものだった。でも、高嶋礼子版が出来てからは、きっと意見が分かれただろうな。

私は高嶋礼子版が好きだ。でも、それにしても、同じ原作を基にしても、脚本や俳優の持ち味でいろいろ変化するものだと明白に判って面白い。

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2009年11月18日 (水)

「僕のピアノコンチェルト」-Vitus

Tsutayaで借りてきたのに理由はとくにない。イタリア語の映画を見たかったのだが、適当な作品を見出せなかったので、スイス映画だけど、子供主演の映画だからと借りちゃった。まぁ主役の坊や、特に6歳の時のファブリツイオ君の可愛さは抜群だね。

IQ180でピアノも天才的に弾ける男の子の物語。子供らしく学校に通うと、つまらないし、知能相応に大学へ行っても心が充たされない。ママは編集関係のキャリアを天才児教育のために捨ててしまう。父親は補聴器開発の有能なエンジニアだ。

家具職人だった祖父は引退した生活ながら、日々工夫と好奇心を充たす暮らしをしており、ヴィトゥス少年の悩みを理解した。

12歳の少年役は実際にピアニストだそうで、その演奏技能は素晴らしい。それがあるから作品に厚みができたんだね。少年はある日、才能を失くしてしまおうと考える。雨の日に鳥のように飛ぼうとして落ちた彼は、頭を打ったショックで普通の少年になってします。

ピアノもうまく弾けなくなったのには、見ながら『そんなはずはないのにな』と思った。あれは脳の記憶だけでなく、筋肉の記憶が作用しているはずなんだもの。やっぱりそうだった。少年は祖父の家でこっそりピアノを弾く。祖父は彼を理解し、生きている限り秘密を守ると約束する。

父親が勤務する会社が、ぼんくら二世社長の所為で傾き、アメリカの企業に買収されそうになる。少年は祖父の名義で始めた株式で大儲けをして、その資金で父親の会社を買収する。

祖父が事故で入院する。駆けつけた少年の前で祖父は息子夫婦あての遺書を書き、少年は以前として天才のままであることを知らせて、その遺書を少年に残す。

6歳のころに憧れたベビーシッターの女の子への恋心を乗り越え、祖父の死からも多くを学んで、少年はふたたび自分らしい暮らしに戻る。素直にピアノの指導を受け、コンサートで演奏をするようになる。

スイスという国らしさを感じるのは、言語だね。ドイツ語を基礎に、フランス語や英語が混じる。時々はイタリア語の単語も聞こえてくるからすごい。

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2009年11月14日 (土)

「クレヨンしんちゃん アッパレ戦国大合戦」@DVD

もう昔といえるかもしれない。時代劇チャットをしていた頃、「クレヨンしんちゃん」の映画で、時代劇版が面白いと聞いた。 それ以来何年になるんだろう。TV放映も見逃して、実写版映画の話題を聞いた時も、実写版はいいからアニメが見たいと思っていた。そして、ついにレンタルしてきた!

いろいろな人が、「大人の鑑賞に堪える時代劇アニメ」と言われていたが、私の感想も「納得」だった。

タイムスリップに夢がある。単純に戦国時代へ行く。しんちゃんの家族みんなが美しいお姫様の夢を見るところから始まる。その姫の強い思いがしんちゃんたちを引き寄せたというのは素敵だね。

姫を心の中で愛している武者は、身分違いのために秘めている。姫も慕っていて、政略結婚したくないと思っている。武者は鉄砲の弾に当たって死ぬ運命だったが、姫の願いが呼び寄せたしんちゃんの登場で一時命を拾い、しんちゃん一家の活躍でお城の安泰と、姫の気持ちを確認したところで死んでいく。役目を終えた一家は再び自らの時代へ戻っていく。

合戦の様子は詳細に描かれており、私の苦手なギャグも幼稚園児のしんちゃんの行為だけなので、それほど目障りにはならない。姫と武者の愛、春日という土地を愛する人々の思い、平和への望みなどもじっくり描かれていて、重厚さを添えている。確かにレンタルしてまで見る価値はある作品だった。

実写版?見る気にはなれないな。

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2009年11月 6日 (金)

歌舞伎座さよなら公演「吉例顔見世大歌舞伎通し狂言仮名手本忠臣蔵」

今月の歌舞伎座へ行ってきた。やっぱり年末にかけては『忠臣蔵』がなくっちゃね。

お昼の部は大序から四段目まで。私が見に行った夜の部は五段目から十一段目の討ち入り、引き揚げまでだ。お目当ては梅玉の定九郎と仁左衛門の由良之助だったけど、見ているうちに、「そうだった。さよなら公演は美味しいところ満載だったっけ」と思い出した。お軽勘平のところでは、時蔵と菊五郎。流石菊五郎の勘平ははまり役だから安心して見ていられたね。次の一力茶屋の場面では、お軽は福助。いいね、泣かせたよ。

今日は珍しく最前列のど真ん中。花道の演技は見辛かったけど、これほど見慣れた演目ならば、それも大きなキズにはならない。真正面で役者を見ることが出来る醍醐味を満喫できた。最前列も好いものだなと感じた。

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2009年11月 5日 (木)

日曜劇場「JIN~仁~」@TBS

大沢たかおが演じる脳外科医南方仁が江戸時代幕末にタイムスリップするドラマで、仲々時代劇としても、現代人の物語としても見応えがあるし、SFとしてもそれほど奇抜過ぎないので、ドラマとしての緊張感は維持されている。

きっと小説かコミックの原作があるんだろうと思いながらも、作者名ではなにか判らなかったけど、ネットによるとコミックで現在も人気連載中という。結末をどうするつもりなんだろう。

大沢たかおが主人公を演じているからか、コミック原作のほかのドラマみたいな軽薄さが見られないのがいいね。坂本龍馬や勝海舟、緒方洪庵など、歴史上の人物が出てくるんだから、どうなるのかちょっぴりスリリング。

仁は、一部手術用具を持ったまま幕末にタイムスリップしたのだが、そこで人を救って歴史を変えてもよいのかと思い悩んだ。当然だよね。ところが、ここで彼は「歴史は我々が思い描く以上に膨大な存在で、少々彼が挑んだとしても歪むことはない」と考える。これは新しい観点だね。

彼は積極的に現代西洋医学を用いて、コレラ患者を救い、脳外科手術を行なって命を救ってゆく。仁の現代での恋人である同僚医師は重病で、ベッドサイドで一緒に撮った写真を一枚持っていたのだが、日付は変わらないまま、彼女は元気に暮らしている写真へ変化していた。

歴史が少し変わったということか。これからが楽しみだね。

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