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2009年12月

2009年12月27日 (日)

「はぐれ刑事純情派・最終回スペシャル さよなら安浦刑事」@TV朝日

22年間のシリーズだったそうだ。長く楽しんだと言える。難しく考えることなく、ほのぼの事件解決を眺めていた。なさぬ仲なのに親密な父とふたりの娘。娘が二人というところがポイントだったのだろうね。

刑事仲間にも嫌味な人がいなくて、若者が入れ替わり投入された。すごいイケメンというのはいなくて、そこそこの好青年だったね。

昔、時代劇仲間が、課長役の島田順司を嘆いていたのがとても印象に残っている。彼は昔の「新撰組血風録」で沖田総司役で人気を博したらしい。その爽やかな沖田総司が生きて中年になったら、中間管理職で胃痛病みの課長だものね。(^^;)

岡本麗と眞野あずさの”彼女たち”に出ていて、ストーリーはこれでもかという人情ものだった。新味のない「こてこて」でうんざりする気持ちもあったけど、最終回ということで最後まで見たよ。

藤田まことの刑事ものシリーズはどれもよく出来ていたといえるけど、私にとっての一番は「京都殺人案内シリーズ」かな。音川音次郎刑事にはどこかペーソスが漂っていたっけ。

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2009年12月23日 (水)

ミュージカル「パイレート・クィーン」@帝国劇場

先週末に友達が上京して、一緒に帝劇へ行った。彼女が大好きな山口祐一郎が出るミュージカル。急に誘われたので、ネットで内容をあわててチェックして出掛けた。

アイルランドのある族長の娘グレース(保坂知寿)は男勝りで、アイルランドを統治しようとしているイングランドの船に対して海賊行為を行なうアイルランド男達に混じって船に乗り込む。パイレート・クィーンと呼ばれてイングランドにまで名を馳せるのだが、初めから恋人ティアナン(山口祐一郎)がいる。

友達によると、今回のように山口祐一郎が真正面から愛を歌うのは珍しいそうだ。ファンには逃せない舞台だね。まだ初演だけど、これでもっとこなれてきたら、きっと愛の歌に感動するファンが増えるかな。山口祐一郎が情を込めて愛を歌い上げられればだけど。

しかし、グレースはイングランドと対抗するために、別の族長の息子と結婚させられる。子供も出来るが、夫はキングの力量を持たず、むしろイングランドと密かに結ぼうとする。

グレースがイングランドに囚われの身となって数年後、命を落とした夫に代わって子供を育てていたティアナンは、イングランドのエリザベス女王(涼風真世)に身替りを申し出て、母グレースを子供の下へ返して欲しいと願い出る。

不屈のグレースを支える息子への想いと恋人の男。それはエリザベス女王にはないものだった。ティアナンの代わりに自由の身になったグレースだったが、再び船に乗ってイングランドへ赴く。エリザベス女王と直接交渉して恋人を釈放してもらうために・・・。

題名からいけば保坂知寿が主役だろうけど、どうも貫禄がない。マイクに助けられた歌唱という感じ。私はどうしても声のボリュームのある歌手を好むから、彼女が軽く見えた。

一方、涼風真世はうまいし、エリザベス女王としての貫禄充分だった。彼女がこの舞台をピリッと締めたと思う。

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2009年12月19日 (土)

「皇室の名宝」&「冷泉家王朝の和歌守」展

先日上野国立博物館平成館の「皇室の名宝」展へ行ったが、絵画の多かった前期と違って後期だったので、藤原定家や藤原俊成の書などがあった。

今日、同じく上野の東京都美術館であっている「冷泉家王朝の和歌守(うたもり)」展に行ってきた。こちらは本来書や本ばかりだ。すごいよ、学校で習った有名な歌集は全部写本が残っている。紙質の良さなどは、流石に年月を経て不明瞭になっていたけど、書かれている文字はしっかり残っている。古人(いにしえひと)の努力の跡だね。

紙が貴重だったからかもしれないが、反古の裏を用いたものが多かったのは意外だった。歴代天皇から宸翰(しんかん:天皇の直筆)を頂く家柄だものね。それだけ何でも残してあったということかもしれない。

写本の作り方の中でも、縦線を引いた下敷きを用いて真っ直ぐに書くというのも驚いた。昔便箋を買うと、縦線や横線を引いた下敷きが付いてきていたが、あれは初心者用の現代の発明だと思っていた。昔の人は普通にちゃんと縦書きできるものなのだと思っていたよ。

何か心ときめくというか、感動できる字体を求めて見て回ったけど、案外これといった文字には出会わなかった。それなりに能書はあったんだけど、私のお気に入りというところまでは行かなかった。皇室展にあった藤原行成の文字に好感をもったくらいだったかな。

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2009年12月17日 (木)

文楽@国立劇場

今月は12月、やっぱり「忠臣蔵」が見たいなと思っていたら、国立劇場で文楽鑑賞教室「仮名手本忠臣蔵」をやっていた。初めての鑑賞教室に出掛けてきた。

「下馬先進物の段」から刃傷・切腹を経て、「城明渡しの段」まで。堪能できた。

まず学生達が大勢。教師がついてきている風もないけど、ほとんどが学生で、我々一般人大人も脇の方にチラホラだった。始まりのベルが鳴っても立ったままワサワサと喋り声が続いていて、どうなることだろうと思っていたら、幕が開くとそれなりに静かになった。

まずは解説。文楽は関西の芸能なので、大阪弁の太夫と三味線の二人が、かけあい漫才みたいに気を逸らさずに案内してゆく。品下がらないのがいい。

で、舞台が始まると、シーンとする。これにはびっくり。もちろん居眠りしているらしい人もいるけど、しっかり見ている若者達というのは、ちょっと感動だった。

勘十郎が遣った城明渡しの由良之助が哀愁あって毅然として美しかった。

夜の「近江源氏先陣館」と「伊達娘恋緋鹿子」も見た。今回は住太夫は出ていない。どうも義太夫は言葉が不鮮明で聴きづらいし、物語に入り込んでいけないなと今回も思った。私の聴力が落ちてきているのだろうかなどとまで思ったのだが、豊竹呂勢太夫の語りを聞いて、あぁ、これは数十年前から聞いてきた義太夫の流れだと感じた。これから彼を注目して行こう。

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2009年12月 4日 (金)

「不毛地帯」@フジテレビ

山崎豊子ってビッグネームだよね。私は生憎一冊も読んだことがない。それでTV化されたものを見て、簡単に理解しようなどと姑息に考えた。

唐沢寿明演じる壱岐正は、陸軍参謀として作戦を立て、敗戦に当たっては関東軍の武装解除を命令する為に満州へ赴く。自らを律して生きる彼は、シベリア抑留を生き延び、帰国する。家族を大切に暮らそうと商社に入るが、結局自衛隊の戦闘機輸入に関してスキャンダルに巻き込まれ、死者まで出してしまう。

本人は真面目に正義を求めて進んでいるようでいながら、現実には政治を含めた力のバランスを渡り歩く。オイルショック時の対応でも、自動車産業開放にしても、正しいと信じた道を進もうとする壱岐正なのに、彼に同調して見ることができない。熱血漢ではなく、どうしても作戦参謀というか、謀(はかりごと)の人なんだね。

それでも、ずっと見てきたが、今日、彼の妻(私のお気に入り和久井映見)が交通事故で死んでしまってがっかりした。壱岐正は陸軍の故上官の娘とお互い惹かれているらしい。その娘は陶芸家として自立していて、壱岐を諦めて結婚を決めようとしていたが、どうやら来週の回では、妻の死を知って婚約を解消するらしい。Wikipediaのあらすじによると、ニューヨーク支社長になった壱岐を追って渡米し、関係を結ぶという。

妻の死は、その女性の存在に不安をもつ妻と、態度をはっきりさせなかった夫の行き違いの結果としての事故死だった。

私としては、「これはないよ」という感じ。こんなドラマは受け容れられない!

というわけで、もう来週からは見ないことにする。

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