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2010年1月 9日 (土)

松竹映画「忠臣蔵外伝 四谷怪談」@MXTV

年末年始の不在の間、ほんの数本だけビデオ録画を設定しておいた。その一つが、松竹映画、深作欣二監督、佐藤浩市主演のこの作品だった。忠臣蔵と名が付くと何でも見たがる私だ。

元禄十五年三月十四日、民谷伊右衛門(佐藤浩市)も加わった浅野内匠頭(真田広之)の一周忌から始まる。真田広之ならば、吉良上野介(田村高廣)を討ち損じたりはしないだろうにと思わせる。(^^;)

大石内蔵助(津川雅彦)の廓遊びなど、普通のドラマが琵琶の音とともに進行する。伊右衛門の父は琵琶で門付けをしていたが、困窮に負けた若き伊右衛門が辻斬りをして金を得たことを知ると自害していた。その後伊右衛門は浅野家に抱えられたらしい。

お岩(高岡早紀)は娼婦だったが、伊右衛門に惚れて子をなした。しかしその時伊右衛門を見初めた狂女(荻野目慶子)は吉良家の用人の孫娘だった。この孫娘たち吉良の人間達だけが白塗りで妖しげなのは、ふとフェリーニの映画を思い出させた。この辺から映像は特異になってゆく。

伊右衛門の琵琶に合わせて踊り狂う孫娘お梅は凄味があってよい場面だ。その頃、用人に毒を盛られたお岩は、醜くなっていく。高岡早紀の薄化粧の美しさの後だからとても効果的。

伊右衛門は吉良家家臣になることを条件にお梅と祝言をあげるが、お話の通りにお岩の亡霊と間違えてお梅を斬り殺してしまう。しかし、吉良家の清水一学は、伊右衛門に、平間村の大石内蔵助を斬れば吉良家への奉公を叶えてやると言って唆した。大石の部屋に乗り込んだ伊右衛門だったが、世間は仇討ちに加わらなかった者達に厳しいだろうと大石に指摘され、揚句、同士だった堀部安兵衛達に斬られる。

四十七士の討ち入りの夜、伊右衛門の魂はお岩の亡霊に導かれて吉良邸へやってくる。お岩の復讐が、図らずも浪士の手助けとなり、見事赤穂浪士は吉良上野介の御印を上げることが出来た。

死者となった伊右衛門とお岩は、引き上げていく浪士たちを満足そうに見送るところで終わるのだが、この映画の感想をどう表現したらいいだろうか。

最近よくある映画と同じ感想なんだよね。とってもよく出来ているけど、感動しない。

内匠頭の切腹の時の介錯を失敗した話はどこかで聞いたような気がするが、堀部安兵衛が辻斬りで金を得たというのは、噂でもあったのだろうか。

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