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2010年8月

2010年8月28日 (土)

「暗闇の丑松」@新橋演舞場

新橋演舞場の歌舞伎第二部を見てきた。

開演の30分前くらいには開場するだろうと思って、見計らって出掛けたが、なんと3部構成なので、開演の15分前くらいに開場予定だとかで、地下2階の待合室に案内された。そうだよね、この炎天下、外で待っていて倒れる人が出たら大変だものね。

第一部の「義経千本桜」の音声が聞こえ、海老蔵の台詞やら、柝の音とかも聞こえて、待っている気分は上々。

お弁当なども販売していたが、「暗闇の丑松」と「京鹿子娘道成寺」の合い間は15分しかなかったから、いつものように幕の内弁当を味わうなんていう芝居見物は期待できない。8月の公演ですから仕方ないかもね。

夜の部は「東海道四谷怪談」。私が昼の部を選んだのは、好みの橋之助が初役というから。これは長谷川伸の原作で、江戸期作品ではないし、暗くて救いがないなどと言われていたので、ちょっと迷ったが、結論から言うと、楽しめた。

周りの人間に邪魔されたり、謀られたりして、人殺しをしたり、身を汚したりという丑松とお米の二人。お米よりも兄貴分を信じてしまったためにお米を自害させてしまった丑松は兄貴分夫婦に仇を討つ。

救いがないというのはその通りだが、湯屋での殺しは壁の向こう側で行なわれて実際には見えず、湯番頭の動きがとても軽妙な好演で、モダンにすっきりした演出は、むしろ丑松のやりきれない悲しみを昇華して見せてとても良かったと思う。

「道成寺」は福助の踊りだが、つい舟を漕ぐことが多く、申し訳なかったけれど、勿論最後の龍になるところなどは目をぱっちり、楽しんできた。

劇場を出た時の夕風が爽やかだった。

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2010年8月 3日 (火)

七月大歌舞伎@新橋演舞場

先月末、新橋演舞場で、夜の部の歌舞伎を見た。

「暫」團十郎は熱演。権十郎って声がいいんだなと今更知った。そう、團十郎の誠実な熱演が印象的だったね。

「傾城反魂香」吉右衛門の又平と芝雀の妻。吉之丞の師匠の老妻のあったかい演技が心温まった。いいなぁ。以前も何かで吉之丞の芝居って細かいところまで生きてるなって感じたことがあったように思う。

思い出せば大昔、我当の又平で初めて見て感動したっけ。文楽で見た時も良かったなぁ。もしかしたら、関西風の方が感情移入しやすい作品なのではないだろうか。

「馬盗人」三津五郎の軽妙さが出色。

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2010年8月 2日 (月)

「時苦想パズル」@テアトル・エコー

一般公募した脚本を用いた舞台公演です。同郷のネットメイトが初主役を演じました。

28歳のサラリーマンがいつものように仕事を終えて帰宅したところ、そこには見知らぬ若い女性がいて、自分の家だと主張した。

まるで今浦島といったストーリーだが、その反応の仕方を見ながら、イタリア人ならこういう反応をしただろうなどと想像しながら舞台を眺めるのは楽しかった。まだ上演中なので具体的な粗筋を書けないのが残念。

笑い声もけっこう立ってて、サスペンスコメディーといったところかな。ほとんどは時系列的に話が進んでいくので、ちょっと退屈な気分も出たが、最後の落ちでエンディングになるのはすっきりしていたね。

それにしても、熊倉一雄の健在ぶりは驚異的で嬉しい。

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