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2010年9月19日 (日)

文楽公演@国立劇場

昨日の夜の部を見てきた。

「勢州阿漕浦(せいしゅうあこぎがうら)」と「桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」ほぼ満席。中高年が多いのは当然として、男性客の多さが目に付いた。定年退職者たちだろうか。

熱心な大向こうが居て、歌舞伎みたいに盛んに声をかける。以前はほとんど聞かなかったことで、自然というよりは、意図的に文楽をこういうものにしていこうという人達がいるらしいと感じた。

観客も熱心なだけでなく、反応が一斉に起こる。なんというか、どっと笑うんだけど、従順で素朴なまでに率直な笑い声で、なんだか観劇というよりは、まるでレクチャーでも聴いてる人達みたいだ。これはどこから来るんだろうと思っていたら、多くの方々の耳から下がるコード、イアホンガイドだね。観劇の傾向に変化があるのかもしれない。

まぁ、私は大阪のベタな笑いが苦手で、桂川の義兵衛と長吉の掛け合いなどは笑えない。また、平板な展開のところではつい舟を漕いでしまい、「平治住家の段」前半でも、住太夫の語りなのに居眠りしてしまった。トホホ

でも、見せ場の後半や、桂川のしっとりとした場面などはしっかり楽しんだ。蓑助の娘お半は可愛らしくもちょっと色気もあって、さすが。勘十郎の長右衛門は、じっと座っている時でもちょっと品があって、妻を慈しみながらもつい若い娘に手を出してしまった壮年の男がよく出ていたと思った。

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