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2010年10月24日 (日)

ビデオ「最高の人生の見つけ方 (the Bucket List)」

これもTsutayaで借りてきたものだけど、信じられないことに日本語バージョンしか入ってなかった。原語で日本語字幕が基本だろうに。BDってそういうものなのかしら。でも、正直言うと、日本語で聞いても充分に堪能できる作品だった。

<ネタバレです>

成り上がりの無心論者富豪エドワード(ジャック・ニコルソン)は、自ら経営する病院に入院した。コスト削減のために個室を認めてこなかったので、歴史学者になりたかったが、子供が出来たので学業半ばで家族のために道を諦めた黒人修理工カーター(モーガン・フリーマン)と同室になった。ともに余命半年と言われる。カーターが書き始めた「棺(に入る前にやること)リスト」、カーターにとっては叶わなかった夢リストだったが、エドワードは金にあかせて実現しようとする。

スカイダイビングに挑み、アフリカのサファリを走り、ピラミッドの上から壮大な夕焼けを見ながら語り合う。「自分の人生に喜びを見出せたか」「他者の人生に喜びをもたらしたか」。ダージ・マハールを訪れ、万里の長城をオートバイで走る。荘厳な眺めを求めてエベレストに登るが、悪天候に阻まれる。これでもかと金をかけて動き回る二人だが、嫌味にならないのは余命半年というギリギリの立場の所為だろうか。カーターという人物が分別を失っていないからだろうか。

共通するものがほとんどないかに見えた二人だったが、残る人生が僅かであるという共通点から行動をともにしている間に、心が通じ合ってくる。死について、死後について、神の存在について語り合ううちに、相手に対する思いやりも芽生えてくる。リストの項目には「見ず知らずの人に救いの手を差し伸べる」「大笑いをする」「世界一の美人にキスをする」などもあった。

体調が悪くなったカーターを妻のもとへ帰らせようとするエドワードに拒否するカーター、一方エドワードは、カーターが思いやって、別れて住むエドワードの娘に合わせようととすることに怒ってしまう。

家族のもとへ戻ったカーターだったが、幸せな思いに包まれたのも数日で、脳への転移が認められて手術を受けることになった。駆けつけたエドワード。和解した二人は冗談にともに腹を抱えて笑う。リストを渡して、後を頼むと手術室へ去ったカーターは戻らなかった。

カーターの言葉に後押しされて、エドワードは娘を訪れ、初めて孫娘を抱きしめてキスした。カーターの葬儀に心をこめて弔辞を読んだエドワードの遺体は同じく火葬され、その遺骨は頂の上に並んで埋葬された。

やっぱり原語で理解したかった表現が幾つもあるよね。悔しいな。好い映画だった。繰り返し見たいほどじゃないけど、忘れたくない作品だね。

若い有能な、本当の意味で有能な秘書が印象的だった。

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