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2011年6月25日 (土)

東野圭吾3週連続スペシャル@フジTV

東野圭吾って有名な作家だよね。一冊も読んだことはないけれど、ドラマになったものを見たことがある。構成がしっかりした作品だと思った。

今回は3作品の連続ドラマ化だ。

まず「11文字の殺人」主役は永作博美と星野真理。二人の演技が素晴らしかっただけでなく、他の役者たちの真剣度が見えてくる作品だった。内容は、書けなくなった女性作家が、殺された彼氏の事件を担当女性編集者と一緒に調べていくうちに、他の殺人事件が連続するというストーリー。一年前、スポーツジムの離島へのツアーの時に起きた事故死事件の詳細が明らかになっていき、思わぬ人の復讐殺人だったことが明かされる。編集者に頼めば、どんな調査もアポもサクサクと可能になるし、真夜中の侵入者があっても、警察に届けたり鍵を付け替えたりしない主人公など、ちょっと変なところもあるが、それこぞサクサクとテンポ良く進む展開を楽しめた。意外な犯人とその死という結末、復讐の意外な理由はあったが、作家はなんとか一行を書き始めることができた。

次は「ブルータスの心臓」、主役は藤原竜也、最先端ロボット・ブルータスを制作した彼は、社長の娘との結婚話しに野心を燃やす。そこへ、元恋人の社長秘書が妊娠したと養育費を求めてくる。その時呼び出された彼は、妊娠した彼女が他に二人を強請っていたと知る。社長の外腹の息子と妻帯者の男。3人は彼女を大阪で殺して名古屋、東京とリレー的に遺体を移動させて各人のアリバイを作りながら、東京で破棄する計画に参加するが、名古屋に着いた車で東京へ運ばれたのは、彼女を殺害したはずの社長の息子だった。そこから計画は破綻してゆく。好きな女性を得ようと機械の誤作動を利用して彼女の恋人を殺した作業員のエピソードを入れて、ついに主人公がブルータスに背骨を折られてしまう結末を納得させる。藤原竜也の舞台的な大げさな演技もはまっていた。

最後が昨日の「回廊亭殺人事件」、主役は常盤貴子、資産家の遺産相続の席に現れた女性は、実は恋人を殺されて自らも火傷を負い、自殺したと思われていた資産家の秘書の女性が整形手術で美しく相続人の娘へと変身した姿だった。復讐の思いを胸に、回廊亭で、自らの心中事件を探るうちに、新しい殺人事件が起き、警察の捜査に追われながらも真犯人に迫ってゆく。信じ、愛した男は最初から偽りだった。替玉を用いて生き延び、資産を狙って上り上がってきた男に火をかけて共に死んでゆく彼女は、自分が愛した男のイメージの復讐だった。

三作品を見て、どれもよく構成された好い作品だったと思う。でも、心はあまり動かない。そう、主人公に心を寄せて感動したいけど、それは難しい作品だったと言えるね。どうやら四半世紀くらい古い作品らしいけど、東野圭吾の最近の作品はまた別なのかしらね。

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