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2011年8月 6日 (土)

「秘密はうたう」A song at Twilight @紀伊國屋サザンシアター

私の観劇感想は当日ではない。今回も先月の観劇について。新宿の紀伊國屋サザンシアターに久しぶりに行ってきた。友達が見たいなと言い、すぐ何とか席をゲット出来た幸運が一層楽しかった。

英国人ノエル・カワード原作の舞台。いかにもだが、ちょっと時代が古いね。スイスの高級ホテルに長期滞在する著名な英国人作家ヒューゴ(村井国夫)と妻のドイツ人ヒルダ(三田和代)。ヒルダの不在中に、ヒューゴの昔の恋人で女優のカルロッタ(保坂知寿)がやってくる。若作りで軽い女だろうカルロッタを演じる保坂知寿って、ちょっと若過ぎる感じだった。もう少し年配の女優を当てて、若作りってことを明確にした方がよかったのではないかと感じた。実年齢に近い役だったのかもしれないけれど、最近の人は実年齢より若いよね。もっと10歳くらい年長の女優にやらせたほうが、若作りのイメージが出たんじゃないかしら。でも、後半は保坂知寿の演技が確かなものだと感じさせられたよ。

カルロッタが突然やってきて、ヒューゴが昔書いたラブレターを自分の自叙伝に入れる許可を求める。拒絶するヒューゴにカルロッタは、ヒューゴが若い頃の男友達宛に出した手紙を入手したと語った。ヒューゴの同性愛的傾向が世に知られると、彼の名声は地に落ちてしまう時代だった。ヒューゴとカルロッタの激しいセリフのやり取りと駆け引き。最早決裂と思われた時に妻ヒルダが戻ってくる。

ドイツ人という設定がクールでシャープな年配の女性というイメージをうまく出していた。そして、三田和代の素晴らしい演技が観客の耳を彼女ひとりの台詞に集めた。

万感を込めた彼女の最後の一言に、私も思わず涙してしまった。うまいなぁ!

そうそう、時々ポイントのように出てくるホテルマンの神農直隆が、セクシーで、うまく舞台にアクセントを与えていた。

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