« 2013年9月 | トップページ | 2013年11月 »

2013年10月

2013年10月31日 (木)

「容疑者Xの献身」

東野圭吾、映像化された作品はいくつか見て興味を持っていたが、つい「とうの」と読んでしまいそうになる程度の知識しかなかった。

この作品は初めて読む彼の小説だけれど、以前映像化されたものを見た記憶がある。しかし、内容を記憶していなかった。

映像では福山雅治演じるガリレオ博士こと、天才物理学者湯川は大学同期の刑事の草薙と親交がある。草薙が担当する事件、顔を潰され、両手の指紋を焼かれた死体の関係者の女性が住むアパートの隣人が、かって好敵手だった天才数学者石神であることを知ると、彼はその事件に近づいてゆく。

石神は学者の道を断たれ、高校教師をしながらもひとりで数学の問題に取り組む暮らしをしていた。孤独な生活に彩りを添えた美しい隣人の母娘が、ストーカーとなった元暴力夫を殺してしまった時、彼はその女性を完璧に救おうと決断する。

石神の言うとおりに自然に暮らしを続け、自然に刑事に対応する母娘。どうしても刑事たちは彼女たちのアリバイを崩せない。湯川の参入により疑惑が石神に向かった時、彼は自分が殺したと自白する。

天才同士の知恵の衝突。筋道は解けても湯川には証明できなかった。それはその女性の良心によって明らかにされるのだが、その時同時に、石神の「献身」の意味とその重みが読者に明らかになる。おもわず涙しちゃったよ。

とても印象的な作品だけど、感動したら直後に読了。余韻を持て余しちゃった。

| | コメント (0)

2013年10月25日 (金)

ひどいよ(涙)

以前も一度あったっけ。長い文章を打ち込んで、さぁ保存だと思ったらERRORだよ。仕方ないから←で戻ったら、苦心の作品が跡形もなく消え去ってた。

Niftyさん、なんとかしてよ!

Uploadにエラーしても、原文は残るようにして欲しい!!!

| | コメント (0)

2013年10月 7日 (月)

「かおばな憑依帖」続編:美也編と茅野編 by 三國青葉

ネット上の長年のお友達が、去年、日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞をとった「かおばな憑依帖」。今年、その続編「美也のハツテガラ」が七月に新潮社のネット上に、「茅野のユウウツ」が九月に小説新潮に掲載された。

ともに本編に負けず劣らず楽しい乗りのファンタジー時代劇。柳生十兵衛の玄孫右京の妻となった、まだ若き田沼意次の姉、美也には吉宗の生母の霊が乗り移っていて、尾張徳川家がらみの毒薬が江戸に入ったことによる殺人事件を解決する楽しさ。右京の母、茅野が黒い猫又を従えて、孫ゆえ迷う女の霊のために動いてやったとことで、尾張柳生が江戸に入り込んでいる事実をつかむ面白さ。この短編でそれぞれエピソードが解決するけれど、本編からのテーマもちゃんと流れている。きっとこれらのテーマが行き着くところに、大きなドラマが待っているのだろうな。楽しみだ。そして、これらの短編を集めてまた本が出来るのだろうな。

| | コメント (0)

« 2013年9月 | トップページ | 2013年11月 »