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2016年2月

2016年2月 5日 (金)

007スペクター & ミケランジェロプロジェクト

去年の後半、映画を見た。

久しぶりの007。ずっと見てなかったんだけど、Mという女性上司が殺されたことは知っていた。そういうストーリーを踏まえ、私たちが懐かしく記憶しているアストンマーチンみたいな道具も出てきて、一体に「007シリーズ」へのオマージュみたいな作りになっていた。

考えてみれば、スペクターの主犯はジェームスボンドの養父の息子みたいで、イギリス情報部の幹部を巻き込む悪事の規模の大きさと、ボンドの個人的な愛憎を絡めたつくりになっている。こういうのが今風なのかしら。

今のボンド役者ダニエルクレイグは悪くないけど、ついショーンコネリーと比較してしまう。大人の風貌で、粋で、厚顔な面と少年の面を併せ持っているショーンコネリー。後任の役者は同じ路線を追ったけれど、彼を超えられなくて、今ではまったく別のスタイルを目指しているという感じだね。

「ミケランジェロプロジェクト」の原題はモニュメントメンというチーム名。日本語の題名の付け方の妙を感じるね。昔あった映画で「パリは燃えているか」というのがあったけれど、ヒトラーは占領したパリを撤退する時に、パリに火をかけろとドイツ軍に命じていたと言う。そんなドイツ軍がヨーロッパの美術品・芸術品をどんどんドイツへ運んでいると知って安穏としていられなくなった学者たちの心持はよく判る。そこでチームをつくって立ち上がり、連合軍にみそっかすにされながらも戦場に出て行けたというのが、日本軍と違うところだろうね。

最初はドイツ軍が隠し持っている作品を探すことから始め、そのうち参戦してきたロシア軍もそれらをモスクワに持って行こうとしていることを知って、先手を打って確保しようとする。戦闘の陰にいろいろな思惑があったんだね。さらに、美術品を守りたいがために、ドイツ軍に協力して働き、自国民に裏切者のように見られるフランス女性の存在は切なく美しかった。

基本的には、アメリカ映画らしいエンターテインメントに仕上がっていたよ。

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