映画・テレビ

2009年12月27日 (日)

「はぐれ刑事純情派・最終回スペシャル さよなら安浦刑事」@TV朝日

22年間のシリーズだったそうだ。長く楽しんだと言える。難しく考えることなく、ほのぼの事件解決を眺めていた。なさぬ仲なのに親密な父とふたりの娘。娘が二人というところがポイントだったのだろうね。

刑事仲間にも嫌味な人がいなくて、若者が入れ替わり投入された。すごいイケメンというのはいなくて、そこそこの好青年だったね。

昔、時代劇仲間が、課長役の島田順司を嘆いていたのがとても印象に残っている。彼は昔の「新撰組血風録」で沖田総司役で人気を博したらしい。その爽やかな沖田総司が生きて中年になったら、中間管理職で胃痛病みの課長だものね。(^^;)

岡本麗と眞野あずさの”彼女たち”に出ていて、ストーリーはこれでもかという人情ものだった。新味のない「こてこて」でうんざりする気持ちもあったけど、最終回ということで最後まで見たよ。

藤田まことの刑事ものシリーズはどれもよく出来ていたといえるけど、私にとっての一番は「京都殺人案内シリーズ」かな。音川音次郎刑事にはどこかペーソスが漂っていたっけ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月 4日 (金)

「不毛地帯」@フジテレビ

山崎豊子ってビッグネームだよね。私は生憎一冊も読んだことがない。それでTV化されたものを見て、簡単に理解しようなどと姑息に考えた。

唐沢寿明演じる壱岐正は、陸軍参謀として作戦を立て、敗戦に当たっては関東軍の武装解除を命令する為に満州へ赴く。自らを律して生きる彼は、シベリア抑留を生き延び、帰国する。家族を大切に暮らそうと商社に入るが、結局自衛隊の戦闘機輸入に関してスキャンダルに巻き込まれ、死者まで出してしまう。

本人は真面目に正義を求めて進んでいるようでいながら、現実には政治を含めた力のバランスを渡り歩く。オイルショック時の対応でも、自動車産業開放にしても、正しいと信じた道を進もうとする壱岐正なのに、彼に同調して見ることができない。熱血漢ではなく、どうしても作戦参謀というか、謀(はかりごと)の人なんだね。

それでも、ずっと見てきたが、今日、彼の妻(私のお気に入り和久井映見)が交通事故で死んでしまってがっかりした。壱岐正は陸軍の故上官の娘とお互い惹かれているらしい。その娘は陶芸家として自立していて、壱岐を諦めて結婚を決めようとしていたが、どうやら来週の回では、妻の死を知って婚約を解消するらしい。Wikipediaのあらすじによると、ニューヨーク支社長になった壱岐を追って渡米し、関係を結ぶという。

妻の死は、その女性の存在に不安をもつ妻と、態度をはっきりさせなかった夫の行き違いの結果としての事故死だった。

私としては、「これはないよ」という感じ。こんなドラマは受け容れられない!

というわけで、もう来週からは見ないことにする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月23日 (月)

「御宿かわせみ」@NHK

NHK地上波で月曜日に高嶋礼子版「御宿かわせみ」が流れている。中村橋之助版ともいえるかな。私は大いに気に入って、保存版にしようと思っている。

現在、九州の実家に来ているのだが、こちらでは、CS銀河で真野響子版「御宿かわせみ」を毎日見ることができる。小野寺昭が神林東吾だ。畝(「うねび」と呼ばれている)源三郎は山口崇で、なんと!岡っ引きの手伝いみたいな若者役で村上弘明がでているのにびっくりした。調べてみると、この17年後にTV朝日で、沢口靖子のるいを相手に東吾を村上弘明がやっているのだから、時の流れってすごいね。

いつごろだったろうか、ずいぶん昔に『御宿かわせみ』は真野響子版が最高と聞いたものだった。でも、高嶋礼子版が出来てからは、きっと意見が分かれただろうな。

私は高嶋礼子版が好きだ。でも、それにしても、同じ原作を基にしても、脚本や俳優の持ち味でいろいろ変化するものだと明白に判って面白い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月18日 (水)

「僕のピアノコンチェルト」-Vitus

Tsutayaで借りてきたのに理由はとくにない。イタリア語の映画を見たかったのだが、適当な作品を見出せなかったので、スイス映画だけど、子供主演の映画だからと借りちゃった。まぁ主役の坊や、特に6歳の時のファブリツイオ君の可愛さは抜群だね。

IQ180でピアノも天才的に弾ける男の子の物語。子供らしく学校に通うと、つまらないし、知能相応に大学へ行っても心が充たされない。ママは編集関係のキャリアを天才児教育のために捨ててしまう。父親は補聴器開発の有能なエンジニアだ。

家具職人だった祖父は引退した生活ながら、日々工夫と好奇心を充たす暮らしをしており、ヴィトゥス少年の悩みを理解した。

12歳の少年役は実際にピアニストだそうで、その演奏技能は素晴らしい。それがあるから作品に厚みができたんだね。少年はある日、才能を失くしてしまおうと考える。雨の日に鳥のように飛ぼうとして落ちた彼は、頭を打ったショックで普通の少年になってします。

ピアノもうまく弾けなくなったのには、見ながら『そんなはずはないのにな』と思った。あれは脳の記憶だけでなく、筋肉の記憶が作用しているはずなんだもの。やっぱりそうだった。少年は祖父の家でこっそりピアノを弾く。祖父は彼を理解し、生きている限り秘密を守ると約束する。

父親が勤務する会社が、ぼんくら二世社長の所為で傾き、アメリカの企業に買収されそうになる。少年は祖父の名義で始めた株式で大儲けをして、その資金で父親の会社を買収する。

祖父が事故で入院する。駆けつけた少年の前で祖父は息子夫婦あての遺書を書き、少年は以前として天才のままであることを知らせて、その遺書を少年に残す。

6歳のころに憧れたベビーシッターの女の子への恋心を乗り越え、祖父の死からも多くを学んで、少年はふたたび自分らしい暮らしに戻る。素直にピアノの指導を受け、コンサートで演奏をするようになる。

スイスという国らしさを感じるのは、言語だね。ドイツ語を基礎に、フランス語や英語が混じる。時々はイタリア語の単語も聞こえてくるからすごい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月14日 (土)

「クレヨンしんちゃん アッパレ戦国大合戦」@DVD

もう昔といえるかもしれない。時代劇チャットをしていた頃、「クレヨンしんちゃん」の映画で、時代劇版が面白いと聞いた。 それ以来何年になるんだろう。TV放映も見逃して、実写版映画の話題を聞いた時も、実写版はいいからアニメが見たいと思っていた。そして、ついにレンタルしてきた!

いろいろな人が、「大人の鑑賞に堪える時代劇アニメ」と言われていたが、私の感想も「納得」だった。

タイムスリップに夢がある。単純に戦国時代へ行く。しんちゃんの家族みんなが美しいお姫様の夢を見るところから始まる。その姫の強い思いがしんちゃんたちを引き寄せたというのは素敵だね。

姫を心の中で愛している武者は、身分違いのために秘めている。姫も慕っていて、政略結婚したくないと思っている。武者は鉄砲の弾に当たって死ぬ運命だったが、姫の願いが呼び寄せたしんちゃんの登場で一時命を拾い、しんちゃん一家の活躍でお城の安泰と、姫の気持ちを確認したところで死んでいく。役目を終えた一家は再び自らの時代へ戻っていく。

合戦の様子は詳細に描かれており、私の苦手なギャグも幼稚園児のしんちゃんの行為だけなので、それほど目障りにはならない。姫と武者の愛、春日という土地を愛する人々の思い、平和への望みなどもじっくり描かれていて、重厚さを添えている。確かにレンタルしてまで見る価値はある作品だった。

実写版?見る気にはなれないな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 5日 (木)

日曜劇場「JIN~仁~」@TBS

大沢たかおが演じる脳外科医南方仁が江戸時代幕末にタイムスリップするドラマで、仲々時代劇としても、現代人の物語としても見応えがあるし、SFとしてもそれほど奇抜過ぎないので、ドラマとしての緊張感は維持されている。

きっと小説かコミックの原作があるんだろうと思いながらも、作者名ではなにか判らなかったけど、ネットによるとコミックで現在も人気連載中という。結末をどうするつもりなんだろう。

大沢たかおが主人公を演じているからか、コミック原作のほかのドラマみたいな軽薄さが見られないのがいいね。坂本龍馬や勝海舟、緒方洪庵など、歴史上の人物が出てくるんだから、どうなるのかちょっぴりスリリング。

仁は、一部手術用具を持ったまま幕末にタイムスリップしたのだが、そこで人を救って歴史を変えてもよいのかと思い悩んだ。当然だよね。ところが、ここで彼は「歴史は我々が思い描く以上に膨大な存在で、少々彼が挑んだとしても歪むことはない」と考える。これは新しい観点だね。

彼は積極的に現代西洋医学を用いて、コレラ患者を救い、脳外科手術を行なって命を救ってゆく。仁の現代での恋人である同僚医師は重病で、ベッドサイドで一緒に撮った写真を一枚持っていたのだが、日付は変わらないまま、彼女は元気に暮らしている写真へ変化していた。

歴史が少し変わったということか。これからが楽しみだね。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2009年10月29日 (木)

「相棒Season8 ~ミス・グリーンの秘密」@TV朝日

本日、#03となっていたから、今シーズン3作目ということだろうけど、今日のドラマは見応えがあったね。

脚本は悪くなかったけど、私の好みのタイプではない。お喋りおばさんの警察への情報提供で謎解きが始まるのはつまらない。でも、そのおばさんから被害者、加害者へとつないでいく論理というより飛躍的想定とでもいうものだけど、流れは許容範囲だ。

決してストーリーが良かっただけではない。客演の草笛光子が素晴らしかったね。他の女優がやれば、単なる老婦人になってしまったかもしれないものを、彼女は、「美しく」「有能で」「(妹をなくして)寂しくて」「(妹を死なせた奴等に)怒っていて」それでも、花を愛で、若者を慈しむ心を持った人間として演じた。

録画投稿の為にハプニングを自作してしまう若者たち、ネットを見て爆弾だって作れちゃう老人って、今の時代にありそうなことで、面白かった。

最後の神戸尊くんのヒロイックなプレイはお似合いでかっこよかったよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月22日 (木)

ROMES「空港防御システム」@NHK

本日2回目。かったるい!

セキュリティもガードマンもまるで訓練を受けたことがない素人ばかりみたいで、動きが鈍いったらありゃしない。ROMESも結局は計算機でしかないみたい。どんな素晴らしい機械も、それを用いる人間がテキパキと使いこなせなければどうしようもない。アイデアを思いつくまで時間がかかる。とろくて見ているとイラつく。

なんと言っても、セキュリティやガードの人間の動きが鈍くて、当然の対処を瞬間的に行なえない。それじゃ何が起きても不思議じゃない。あっというまに制御出来る事案をドヂで大事件にしているようなものだ。国仲涼子のアクションが瞬間芸みたいだけど、それなりにかっこよく撮れてる。見るべきアクションはそれだけだね。

夜の8時台のドラマって、もしかしたら、質を問わない子供向けってことかしら。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月21日 (水)

NHK人形劇「新・三銃士」

NHKが人形劇をやるというのはぼんやり聞いていた。CMで三谷幸喜が「大河を越えた?」と言ったのが印象的で、先週の5回分再放送を幸いに見ることにした。

まず、タイトルがいいね。音楽はまるでスペイン風で、『あれ?三銃士ってフランスの話じゃなかったかな』と思わせるけど、パリに嫁いで来たアンヌ王妃がスペインの王室出身ということだし、まあ楽しいリズムだからいいか。

人形もいいよ。ダルタニャンの青い瞳が印象的だ。すごく手が大きくて、腕が長かったり、くびれが極端だったりするのに、どれも美しい形成なんだよね。人形劇はやっぱり、その姿を観客が素敵だと思えるか否かがまず問われると思うから、この段階で成功だね。

私は三谷幸喜の映画はどれもあとひとつ着いて行けない。映画館で見たことがなくて、どれもTV画面で見ただけだけど、保存版にしようと思える作品にめぐり合っていない。でも、彼のTV作品はいいよね。NHK大河の「新撰組!」は楽しめたし、「古畑任三郎」シリーズも、つい見てしまったりする。

彼はCASTINGがうまい!今回の声も仲々良い。とくに主演のダルタニャンの池松荘亮と、ナレーションの田中裕二の声がいい。ダルタニャンは若者らしい若さと一途さが声から感じられるし、この穏やかであたたかい語りは誰だろうと思ったら、私のお気に入り、田中裕二の声だった。

大人の鑑賞に堪える人形劇だと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月19日 (月)

「相棒」Season8@TV朝日

私は特に水谷豊や寺脇康文を好きなわけではないけれど、杉下右京や亀山薫は大いに気に入っている。手に汗握るドラマは、ほとんどを脚本に負っていると思うが、それでも、水谷豊の杉下右京と寺脇康文の亀山薫というキャラクターはこたえられない。

まだまだこのコンビの醍醐味を味わっていたかったのに、亀山薫君がはずされちゃった。彼なしで「相棒」がうまく行きっこないよー。

しかし、薫ちゃんは死んでないからSPででも戻ってくるかもしれないから、期待しておこう。

で、今回からのSeason8、以前にも顔を出したことのある神戸尊警部補がレギュラーになった。及川光博を嫌いじゃないけど、水谷豊とのコンビから醸し出される雰囲気に魅力を感じない。神戸警部補が上層部のスパイであることもいやらしい。

まず開始早々、成田から神戸の車で都心へ向かっている途中で、杉下が車を止めている警視庁の警官に不審を抱くところは快調だった。しかし、老テロリストが、若い頃の知り合いであった警視庁官房室長に直接電話してきて、娘の命を引き換えに爆弾を作らされていると知らせた。ここから私の中でストーリーは崩れて行った。

まぁ、この連絡で老テロリストが逮捕されなかったこと、若きテロリスト達が、自らが与えた携帯の発信先を把握しようとしなかったことが、このストーリーの緊張感をなくした。

最後に若きテロリストの動機が、テロリストだった父親に対する娘の反発と判明してからは、何をかいわんやだね。このシリーズに期待出来るのかわからない。多分一応は見続けるだろうけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧