「世界の浮世絵」
浮世絵の集まりでいろいろな話を聴いてきた。
スペインにはフランスほど浮世絵は多くないけれど、北斎や広重についで国貞がとても好まれ、妖怪がとても人気があるそうだ。カトリックが強いので歌麿の色気がそれほど好まれなかったのかもしれないというのは面白い感想だね。
メキシコにいたあるコレクターはドイツ人の先達から浮世絵の資料を受けていたりしたが、政変に巻き込まれた時すべてを失ってしまったという。
浮世絵の良いものは海外へ流出したと嘆き憤る人がいるが、ある研究者は、『そのお蔭で関東大震災や大戦の空襲による焼失を免れたものが多いし、保存もまたレベルが高い』と語った。海外のコレクターは一代限りの場合が多く、持ち主が亡くなると売り出されることが多いが、その際詳細な目録が作成され、重要な資料になっているそうだ。また人によってはコレクションをそのまま美術館に寄贈する場合もあり、研究を待っている作品はまだまだあるそうだ。
中国美術品の中では本国では散逸してしまっており、日本に古く良いものが残されているものもあるという。
昔から人は交流していたということを示しているんだね。
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